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移民法規定変更等、技術系、雇用系ビザに関する移民局もしくはMARA発表の最新ニュースを掲載しています。基本的に、移民局から確定発表された移民制度ニュースを掲載していますが、移民制度確定以前の検討議案も、技術系移住に関しては、事前掲載する方針です。故に、移民局からの移民制度確定ニュースと、MARA発表の移民制度検討議案ニュースが混在しているのでご注意ください。

Changes to Apply from March 2018 to ENS and RSMS(2017年11月18日)

2018年3月からENSおよびRSMSに適用される変更事項の記事です。2018年3月からの主な変更点は次のとおりです。

Occupations List

Employer Nomination Scheme (ENS)申請は、2018年3月からMLTSSL(Medium Long Term Strategic Skills List)掲載スキルのみに絞られます。Regional Sponsored Migration Scheme (RSMS)には、他の職スキルもあてがわれると考えていますが、まだ明確ではありません。MLTSSL以外のスキルは、2018年3月以降、ENSまたはRSMSプログラムで永住権を取得できなくなる可能性があります。

Age:年齢

ENSおよびRSMSの申請者は、2018年3月から申請日に45歳未満でなければなりません。現在S457保有者で、Temporary Residence Transition Streamを申請するS457保有者は50歳未満でも可能です。

Minimum Salary:最低給与

2018年3月から、応募資格を取得するためには、Temporary Skilled Migration Income Threshold (TSMIT - currently $53,900)以上の基本給与が必要です。現在、ENSおよびRSMSビザに適用される最低給与はありません。

TRTSへの必要年数:Work on 457 Visa - TRTS Requirement

現在、S457保有者で、同一スポンサーの下で雇用就労している場合、2年間就労した時点でTemporary Residence Transition Streamを使用してENSもしくはRSMSに「Skill Assessment無し・年齢制限無し・英語能力証明無し」で申請することができます。これが2018年3月以降、2年から3年に延長されます。

トレーニングレビ:Training Levy

Training Levyは、すべてのENSおよびRSMSアプリケーションに適用されます。金額はスポンサー企業の売上高に依存し、中小企業の場合は3,000ドル、売上高が1000万ドル以上の企業の場合は5,000ドルとなります。

S457保有者への例外設定

今回、移民局は「2017年4月18日時点で、既にS457を保有していた、もしくは既にS457を申請していた場合は新しい要件をすべて満たす必要はない」と発表しました。

年齢・スキルリスト・TRTSへの就労年数条件において、現行の規定がそのまま適応される事を意味します。 ????職業:卒業した志願者は、職業がMLTSSLにない場合でも申請することができます ????年齢:50歳未満であれば申請できます ????457ビザでの就労経験:457ビザで2年間雇用主の職業に就いたら資格を得ることができます。

RSMS対象ポストコードの新しい設定

2017年11月17日以降、RSMS対象地域が以下に変更されました。

Australian Capital Territory
Entire Territory
 
New South Wales
Except Sydney, Newcastle and Wollongong
2250 to 2251 - Central Coast
2256 to 2263 - Central Coast
2311 to 2312
2328 to 2411
2415
2420 to 2490
2536 to 2551
2575 to 2594
2618 to 2739
2787 to 2898
Norfolk Island
All Postcodes
 
Northern Territory
Entire Territory
 
Queensland
Except the greater Brisbane area and the Gold Coast
4124 to 4125
4133
4211
4270 to 4272
4275
4280
4285
4287
4307 to 4499
4515
4517 to 4519
4522 to 4899
South Australia
Entire State
 
Tasmania
Entire State
 
Victoria
Except Melbourne metropolitan area.
3211 to 3334
3340 to 3424
3430 to 3649
3658 to 3749
3753
3756
3758
3762
3764
3778 to 3781
3783
3797
3799
3816 to 3909
3921 to 3925
3945 to 3974
3979
3981 to 3996
Western Australia
Excluding Perth metropolitan area
6041 to 6044
6083 to 6084
6121 to 6126
6200 to 6799

Employer Sponsored Visaニュース(2017年10月22日)

457からENS / RSMSへの申請(Transitional Arrangements for ENS/RSMS from March 2018)

2018年3月、ENSおよびRSMSのスキルリストと勤務経験が変更されます。 移民局は、2017年4月18日時点での457ビザを保有者(及457申請者)にはTransitional Arrangementsが適用される可能性があることを示唆しています。確定ではありませんが、このニュースはかなりの方に朗報と言えます。

この段階では、Transitional Arrangementsがどのように機能するかについての正確な情報はありませんが、詳細情報が入り次第アップします。

完全なアプリケーションの重要性(Importance of Complete Applications)

最近、移民局は457・ENS・RSMSなど、すべての雇用主スポンサー系ビザ申請時の「低hス津書類」の重要性をアナウンスしています。可能な限り、申請時に必要なすべての書類を提出する必要性を認識するように強調しています。 場合によっては、必要なすべての文書が添付されていないENSおよびRSMSアプリケーションが却下されたと報告しています。以前は、比較的申請後の後付にて提出することも慣例化していたのですが、現在はそれも通用しなくなりつつあります。

完成度の高い申請書及び書類をまとめて申請すると、決定がより迅速に行われます。457ビザ申請の処理時間は最短で3ヶ月であり、不完全な申請では10ヶ月です。

雇用主スポンサー系ビザの処理時間(Current Processing Times)

雇用主スポンサー系ビザの処理時間は以前よりも長くなっています。現時点では、457ビザの処理期間は6ヶ月です。 ENSの処理時間は10ヶ月であるのに対し、RSMS Direct Entryの処理時間は12ヶ月と、以前に比べて非常に長くなっています。

移民局は、原則として「申請を受け取った日付順に、審査を割り振るわけでは無い」と述べています。これは、システムに数ヶ月前に申請されたアプリケーションの前に、最近提出されたアプリケーションがプロセスされる可能性があることを意味します。これにより、正確な処理時間を予測することが非常に困難になります。 雇用主が後援するビザの現在の表示処理時間は以下の通りです。

Application Type75% Processed Within90% Processed Within
ENS - TRTS8 Months10 Months
ENS - Direct Entry8 Months12 Months
RSMS - TRTS7 Months8 Months
RSMS - Direct Entry12 Months16 Months

技術独立系ビザ関連ニュース(2017年10月7日)

2017/2018年度今期も前四半期が終わりました。技術独立系ビザ(S189/190/489/485)を取り巻く状況は年々厳しくなってきていますが、この前四半期は一段と厳しい審査状況となっています。今後の予測も含めて現状分析です。

パスマークポイントの変化

先のニュースでも触れていますが、この7〜8月EOIインビテーションラウンドではnon-pro rata occupationsに対してもパスマークは70と高いものでしたが、9月に必要なスコアは65ポイントに引き下げられました。 反面、EOI提出からインビテーション発給までの待時間は1週間に短縮されました。次回10月のラウンドでは、スコアが60ポイントに低下すると予想しています。 ほとんどのpro rata occupationsに対するパスマークは65〜70に安定していましたが、Accountant系に対しては9月ラウンドでは75ポイントから85ポイントに上昇しました。 9月20日にインビテーションが同数発行されたため、この結果は非常に理解しにくいものです。 SkillSelectシステムに間違いがある可能性があります。いずれにせよAccountant系に対し厳しい状況が続くのは間違いありません。

Occupation/SubclassPoints RequiredWaiting TimeRunning TotalTargetPlaces Remaining% Filled
Non Pro Rata
189 Skilled Independent65 N/A7500     
489 Family Sponsored60N/A569   
Pro Rata Occupations
Accountants85N/A14344785 335130.0%
Auditors, Company Secretaries and Corporate Treasurers758 weeks396132793129.8%
ICT Business and System Analysts7014 weeks4681574110629.7%
Software and Applications Programmers6525 weeks18606202434230.0%
Electronics Engineer659 weeks300100070030.0%
Industrial, Mechanical and Production Engineers65 31 weeks6482178153029.8%
Other Engineering Professionals70N/A3001000700 30.0%
Computer Network Professionals6530 weeks390131892829.6%

S190州ノミネーションについて(NSW州に関して)

先のニュースでも触れていますが、今年度WAがS190Nominationの発給を実質取りやめたため、他州に申請が分散増加したぶん、Invitationが発給されにくい状況が続いています。ACTは8月末には既にクローズしたため、選択肢が限られてしまっています。TAS州やVIC州などは、就労年数条件・英語力条件・Job Offerなど諸条件を設けているため申請がもともと容易ではなく、必然的にNSWが需要過多の状況に置かれています。

この状況にて、先月末にNSWが今年度のSOLを遅まきながら発表しました。今年度のキャパは4000。現在ポイントの高い候補者から順次インビテーションを発行しています。新しいリストには以下のものが加わっています:
Architect
Chemical, Electronics, Industrial, Production and Plant Engineers
ICT Security Specialists
Civil Engineering Technicians
Stonemasons
Baker
Cook
Enrolled Nurse
Architectural Draftsperson
Butcher or Smallgoods Maker
逆に昨年度のリストから以下のものが削除されました:
Surveyors, Cartographers and Other Spatial Scientists
Agricultural Engineers, Consultants and Foresters
Teachers of the hearing and sight impaired, as well as special education teachers
Chiropractor and Osteopaths
Speech Pathologists
General Practitioners, Cardiologists, Surgeons etc
Electrical and electronics trades
Boat Builders and Shipwrights
Mining Engineers
Occupational Health and Safety Adviser
Anaesthetist
Psychotherapist
Dental Technician
正直なところ、この前四半期は、昨年度の持ち越しぶんの処理を主に推移してきたため、実質的なNSWのセレクションは、この10月からスタートしていると言えるでしょう。

ENS Direct Entry Streamカウントダウン(2017年9月9日)

S457保有者の方ならENS Temporary Residence Transition Streamの事を良く知っておられるとおもいます。これはオーストラリアにてS457を保有し2年間勤務した後に永住権申請が可能になるPathwayです。またENSにはDirect Entry Streamがあり、オーストラリアで2年間働く必要はありませんが、通常はスキルアセスメントに合格する必要があります。 2018年3月にENSも変更されます。これ以降、多くの申請希望者は申請資格を失う可能性が非常に高いです。 2018年3月の変更に先立ち、ENS Direct Entry Streamを申請することが可能な方は、申請を検討することをお勧めします。

Skill Requirement for ENS Direct Entry

Direct Entryストリームの申請必要条件は: A formal skills assessment in your occupation; and At least 3 years of work experience in your occupation

スキルアセスメントの申請条件はスキルによって異なり、これらの要件を理解することは、ダイレクトエントリーストリームが適切なオプションであるかどうかを決定する上で重要です。一般的に正式な資格が必要です。正式な資格がない場合は、RPL認定によって資格を得ることが可能な場合もあります。加えて、職務経験が必要です。一般的には1?4年間ですが、場合によってはより多くの職務経験が必要となる場合もあります。 スキルアセスメントは、ビザ申請前に完了する必要があります。一部のスキル評価には処理に数カ月かかることがあるため、重要な日付より前に申請プロセスをうまく開始することが重要です。

Exemptions to the Skill Requirementスキル要件の免除

場合によっては、スキルアセスメントと職務経験の免除を受けることが可能です。現在の免除は次のとおりです。
オーストラリアの大学が推薦する学者
オーストラリア政府の科学技術機関によって指名された科学者、研究者、または技術者
NZ市民またはNZ家族

以前は基本給が180,000ドルを超える場合、スキルアセスメントと職務経験の免除を受けることができましたが、この免除は2017年7月1日に廃止された。

年齢要件

2017年7月1日現在、ENS Direct Entry申請時には、45歳未満でなければなりません。
オーストラリアの大学でノミネートされたシニアアカデミー
オーストラリア政府の科学技術機関によって指名された科学者、研究者、または技術者
NZ市民またはNZ家族
過去4年間にS457にて働いた医療従事者で、少なくとも2年間は地方に在住したもの

申請時に45歳以上の場合は、ENS Temporary Residence Transition Stream(TRTS)のチャンスがあります。TRTSの年齢制限はまだ49であり、これは2018年3月まで可能性があります。また、現在は「過去4年間、S457保有及就労した場合」には、TRTS年齢免除が追加されています。ただし所得の最低額(現在142,000ドル)が必要です。

英語力条件

ENS Direct Entry申請には、少なくともCompetent Englishレベルを証明する必要があります。 これには、いわゆるIELTS 6 in each bandの事です。当然IELTS以外の試験結果でも良いです。ENS Direct Entry申請での英語に対する免除はありません。 TRTSでは、英語圏で少なくとも5年間の教育(高校以上)を受けると免除されています。

2018年3月の変更(可能性)

2018年3月から大幅な変更が導入され、ENS Direct Entryに影響を与える可能性があります。既に発表された変更事項は次のとおりです。MLTSSL掲載Skillのみ申請可能:MLTSSLの職種のみがENSの対象となります。 MLTSSLには、現在の雇用者スポンサー職業リスト掲載の460職種のうち207しか含まれていません。申請費用変更 2018年3月からは、ENS申請をスポンサーする雇用主に新たな費用が発生します。 ENSの「Training Levy(訓練課徴金)」は次のとおりです。
AU$3,000:年間売上高1,000万ドル未満の企業向け
AU$5,000:大企業向け免除事項の将来?

この段階では、現在の免除が2018年3月以降も継続するかどうかに関する情報はありません。影響を受ける可能性のある免除は以下:
スキルレベル
年齢
NZ市民と家族

SkillSelect Update August 2017
S189インビテーション発給状況(2017年8月26日)

さて7月8月のラウンドが終了しましたが、2017-18年度最初3回のSkillSelectラウンドは、昨年と大きく異なる結果となっています。多くのSkillにてCelling割り当てが増えているにもかかわらず、昨年と比較してインビテーション発給数が抑えられ、必要なポイントが高く設定されました。

下記表のように、2016-17年度と比較して、Skilled Independent Subclass 189ビザではインビテーション発給数がずっと少なくなっています。これが何を意味するのか、移民局の意図は読みにくいですが、恐らく昨年、全般にインビテーションを発給しすぎたため、後半に調整に苦しんだため、今年度は抑えたスタートになったのだと想像します。 加えて、Pro-rate Skillのbacklog(昨年度からの繰越EOI)がかなり蓄積されていた事も大きな原因と考えられます。インビテーション発給基準ポイントを70にすることによって、すみやかにbacklogを処理していく計画なのでしょう、恐らくこの傾向は9月〜10月まで続くことが予想されます。

Round 2016-17 2017-18
Round 1 2,202 1,000
Round 2 848 1,000
Round 3 1,400 1,000
Total 4,450 3,000

Non-Pro Rata Occupations

上記でも触れましたが、インビテーション発給基準ポイントを70にすることによって、主な発行対象をPro-rate Skillにしたため、Non-Pro Rata Occupationsに対する発行数は非常に少なくなっています。

Pro Rata vs Non-Pro Rata Occupations - 2017-18 Program Year

Round Non-Pro Rata Pro Rata Total % Pro Rata
Round 1 144 966 1,110 87%
Round 2 144 966 1,110 87%
Round 3 187 936 1,123 83%
Total 475 2,868 3,343 86%

Pro Rata vs Non-Pro Rata Occupations - 2016-17 Program Year

Round Non-Pro Rata Pro Rata Total % Pro Rata
Round 1 547 1,755 2,302 76%
Round 2 557 391 948 41%
Round 3 411 1,089 1,500 73%
Total 1,515 3,235 4,750 68%

Pro Rata Occupations

昨年は、S189のNon-Pro Rata Occupationsでインビテーションを受けるには60ポイントで十分でした。 今年は現在の所70ポイントが必要とされています。 このNon-Pro Rata Occupationsは当然、次第に下げられるはずです。次回ラウンドには65に、10月後半ラウンドで60に引き下げられると考えています。下記はこの3回のラウンドにおける各スキルの発行状況です。

Number of Invitations by Occupation - 2017-18 Program Year

Occupation Round 1 Round 2 Round 3
Non-Pro Rata 144 144 187
Accountants 239 239 239
Auditors, Company Secretaries and Corporate Treasurers 66 66 66
ICT Business and System Analysts 78 78 78
Software and Applications Programmers 310 310 310
Electronics Engineer 50 50 20
Industrial, Mechanical and Production Engineers 108 108 108
Other Engineering Professionals 50 50 50
Computer Network Professionals 65 65 65
Total 1,110 1,110 1,123

Points Required by Occupation - 2017-18 Program Year

Occupation Round 1 Round 2 Round 3
189 - Non-Pro Rata 70 70 70
489 Family - Non-Pro Rata 60 60 60
Accountants 75 75 75
Auditors, Company Secretaries and Corporate Treasurers 75 75 75
ICT Business and System Analysts 75 75 70
Software and Applications Programmers 70 70 70
Electronics Engineer 70 70 70
Industrial, Mechanical and Production Engineers 70 70 70
Other Engineering Professionals 70 70 70
Computer Network Professionals 70 70 70

Waiting Times by Occupation - 2017-18 Program Year

Occupation Round 1 Round 2 Round 3
189 - Non-Pro Rata 3.7 1.6 0.6
489 Family - Non-Pro Rata 0.1 0.1 0.0
Accountants 13.0 8.6 6.6
Auditors, Company Secretaries and Corporate Treasurers 15.1 11.6 10.1
ICT Business and System Analysts 6.0 0.1 16.9
Software and Applications Programmers 11.4 4.7 0.7
Electronics Engineer 3.7 1.7 0.6
Industrial, Mechanical and Production Engineers 3.7 1.6 1.0
Other Engineering Professionals 14.0 7.1 4.3
Computer Network Professionals 14.3 4.1 0.6

Occupation Ceiling and SkillSelect Update:2017年8月12日

General Skilled Migration(GSM)のOccupation Ceilingsは8月7日に改訂されました。昨年は当初、Accountantsのかなり大きなCeilingsを設定したもの、その後急激に2,500人に下方修正された。今年は、大幅に4785まで増加しました。これまでのところ、天井は下方修正されていないので、少なくともAccountantsにとってはポジティブな状況に見えます。がInvitationに必要なポイントが70〜75と、いぜん高い水準のままです。Database and Systems Administrators and ICT Security Specialistsに関しては、2017-18年プログラムでは2391の配分となっており、これは昨年度よりは大幅なアップになります。

しかしながら、7月12日と7月26日のインビテーションラウンドでは、かなり高いポイントが設定され、最低でも70ポイント、Accountants、Auditors, Company Secretaries and Corporate Treasurers、ICT Business and Systems Analystsにいたっては75ポイント以上にのみInvitationが発給されています。しかし、ラウンドが進むにつれ、この設定ポイントは下降修正されるはずです。 以下の表は、pro rata occupationsのポイントに関する動向を示しています。

2017年7月の2回の招待ラウンドに必要なポイント
2016-17年度に必要なポイント
2016-17年と2017-18年のパーセンテージ
2017-18年度の189回の招待に要する可能性の高いポイント

インビテーションに必要なポイントを確実に特定することは不可能ですが、EOIの数に基づいて予測を行っています。

OccupationJuly 2017 Points2016-17 PointsChange in Ceiling2017-18 Prognosis
2211 Accountants757091.4% IncreasePoints required likely to reduce to 70 or 65
2212 Auditors, Company Secretaries and Corporate Treasurers75706.1% DecreasePoints likely to be 70-75 for 2017-18
2334 Electronics Engineers7065No ChangePoints likely to reduce to 65
2335 Industrial, Mechanical and Production Engineers7060-6541.5% IncreasePoints likely to reduce to 65
2339 Other Engineering Professionals7060-65No ChangeLikely to reduce to 65
2611 ICT Business and Systems Analysts75656.2% IncreaseLikely to reduce to 70 or 65 points
2613 Software and Applications Programmers70659.5% IncreaseLikely to reduce to 65 points
2631 Computer Network Professionals7060-657.6% DecreaseLikely to reduce to 65 points

2017年8月1日の規定変更等ニュース

2年就学規定の変更
(2-Year Study Requirement - Policy Change for Graduate Diplomas)

2年就学規定(The Australian Study Requirement)はGraduate Temporary Subclass 485 visasに申請するための必須条件であり、General Skilled Migration (S189/190)に申請する際の5ポイント追加要因として知られています。2年以上、オーストラリア国内にて就学することによって満たされる条件です。ただし、語学学校は含まれません。 今回、移民局の規定にて、これまでカウント対象となっていたGraduate Diplomaを今後はカウントしない事になりました。Postgraduate Diplomasは今後もカウントされます。Graduate Diploma とPostgraduate Diplomasは何が違うのか?議論となるところですが、コース名によって振り分けられます。 実のところ、早々に一部弁護士から移民局に対し異議が申し立てられており、再変更の可能性はありますが、現在留学を予定されている方は要注意事項となります。 最近、各大学とも1年のMasterコースを設置していく傾向にありますが、教科が同じ(例えば、教員資格を対象としたEducationなど)ならばMasterを履修した方が安全かもしれません。

ビザ審査期間の延長 (Processing Times)

7月以降、ビザの審査期間が一段と延びています。 2016/2017年度プログラムの駆け込み申請が6月に集中した為、7月以降申請分に影響を及ぼしている状況です。

Application Type 75% finalised within 90% finalised within
Skilled Independent Subclass 189 8 months 11 months
Skilled Nominated Subclass 190 9 months 13 months
489 - State Nominated 8 months 14 months
489 - Family Sponsored 6 months 9 months
485 - Post-Study Work 79 days 4 months
485 - Graduate Work 4 months 4 months

S190用州政府ノミネーションリスト発表
State Nomination Updates

NSWとNTを除く各州のState Nomination Listが発表されています。タスマニアが一番幅広くカバーしていますがJob Offerが条件となっている為、簡単とは言いがたいです。WAに限っては、ほぼゼロ回答に近い状態です。
クイーンズランド州政府の受け入れスキルリスト2017/2018年度版
ACT州政府の受け入れスキルリスト2017/2018年度版
南オーストラリア州政府の受け入れスキルリスト2017/2018年度版
タスマニア州政府の受け入れスキルリスト2017/2018年度版
西オーストラリア州政府の受け入れスキルリスト2017/2018年度版
ビクトリア州政府の受け入れスキルリスト2017/2018年度版

トレーニングベンチマーク変更(2017年7月29日)

Training Benchmark Changes for Employer Sponsors: S457雇用主指名ビザのスポンサーシップを取得する為には、移民局の定めたトレーニングベンチマークを満たす必要性がありますが、これが新たに変更され、以下のいずれかの条件を満たす必要ができました。

また、S457からEmployer Nomination Scheme (ENS)に切り替え申請を行う場合もこの新規定が適応されます。

Benchmark A - Payments to a Training Fund

総支払額(payroll)の2%を同業界のトレーニングファンド(industry training fund)に寄付する。ここで言うトレーニングファンドは「Industry training fund・Fund managed by recognised Industry Body・Scholarship fund operated by Australian TAFE or University」である。
今後、個人やRTO(Registered Training O rganisation)が運営するファンド(Funds operated by RTOs or private individuals)は認めない。またファンドがコミッションやりファンドに応じる場合(Funds paying commissions or offering refunds if application fails)も認めない。
また私立の教育機関への寄付は含まない。今までは、私立の教育機関やRTOファンドは、雇用主からベンチマークを満たす為の寄付があった場合、エージェントにコミッションを支払うケースが多かったのですが、これが一切禁止(通用しない)されることになります。

Benchmark B - Expenditure on Training Australians in the Business

総支払額(payroll)の1%をビジネス上の社内にトレーニング費用に当てること。以下のものは該当:
TAFEや大学のコース費用を出費(Formal courses of study costs )
RTOの現場トレーニング( face-to-face training)
オンライントレーニングソフト(eLearning or training software)
アプレンシップ費用(Apprentices, trainees or recent graduates)
トレーニングスタッフ人件費(Training officers - must be sole role)
CPD参加費(Attending conferences for CPD)

以下のトレーニング費用は除外となります:
オンジョブトレーニング(On-the-job training)
ビジネスに関係の薄いトレーニング
ファミリーメンバーへのトレーニング
インダクショントレーニング(Induction training)
トレーニング中の給与
メンバーシップ費用
資料雑誌等費用
CPDに関係の無いカンファレンス参加費

以上のようにS457及びENSのスポンサーシップに関する規定は一段と厳しくなりました。

2017年7月1日規定変更概要(2017年7月9日)

例年通りこの7月1日に多くの規定変更が発表されました。GSMに関してはポイントシステムなど致命的・劇的な変更はありませんが、雇用系ビザ(ENSとRSMS)に関しては大きな変更がありました。Working Holidayに関しても、年齢制限の国別変更予定などが発表されています。

技術移住関連(General Skilled Migration)

以前のニュースと同じく、大きな変更はありませんでした。年齢制限が50歳未満から45歳未満に引き下げられ事と、S189申請・S190申請対照となるNew skilled occupations listsが発表された事の2点です。この45歳未満年齢制限は、S189/S190/S489と全てのGSMに適応されます。

雇用主指名暫定ビザ(Temporary Work S457 Visa)

2018年3月には廃止されるビザですが(TSSに変更)、今回、以下の点が変更になりました。
Training Benchmarks: S457スポンサー審査におけるトレイニングベンチマークの厳正化(給与支払額計算の厳密化)
New 457 Occupations List: 新しいS457Occupations ListではMLTSSLとSTSOLが明確に区別され、ビザ期間が2年と4年、永住権へのPathwayの有無が明確に。
English Language Exemption: 英語免除項目(AU$96,400年収)の削除。ただし、海外企業派遣社員は除く。
Skills Assessment for trade occupations: 申請前Skill Assessment を厳密化。ただし、全てのSkillが対象ではなく申請者の出身国による。
Police Clearances: 無犯罪証明適応。
Accredited Sponsorship Expanded: 雇用側のスポンサーシップの延長が困難に。今後、スポンサーシップを延長できるのは年間総売上AUD 4 millionでなおかつ雇用者の 90% がオーストラリア人(永住者)であること。

雇用主指名永住ビザ(Permanent Employer Sponsorship ENS and RSMS)

ENSやRSMSのDirect Entry Streamに関してはS457と同じく、スキルリストの変更(ただしRSMSは変更対象ではない)・英語力免除項目の廃止・年齢制限45歳未満の変更が適応されます。

ENSやRSMSのTemporary Residence Transition Stream (TRTS)に関しては、Competent English(IELTS 6 in each bandレベル)取得が必須条件に加わります。また、雇用主スポンサーの「ポジションの証明」が厳密化されます。

2017/2018年度用のスキルリストが発表(2017年7月1日)

新しいスキルリストが発表されました。日本からの申請者に大きな影響を与える変更は見受けられませんが、4月の規定変更で一度消えていたエンジニア系スキルが復活したのはプラスです。

Senior Managers、Statisticians、 Economists、Mining Engineers、Engineering Professionals、Chemists、Equipment Hire Manager、Fleet Manager、Picture Framer、Property Manager、Psychotherapist、Real Estate Agent Principal、Real Estate Agent、Real Estate Agent Representative、Ship’s Engineer、Ship’s Master、Ship’s Officer、University Tutorが全てのリストから消えましたが、日本からの申請はほとんど無い職種なので影響はありません。

Sea Transport Professionals、Psychotherapists、Production Manager (Mining) 、AnaesthetistsがMLTSSL/IFSOLから削除されました。ただしSTSOLには残るので、チャンスがあればS190への申請が可能です。最新のリストを別ページに掲載しましたので下記リンクから確認してください。

S189/S485対応189 Skilled Occupations List (189SOL)

Independent and Family Sponsored Occupations List (IFSOL)として「S189とS489のFamily Sponsored Points Tested visa」に適応される申請可能職種(Skill)のリストを掲載しています。

S190/S489対応Short-term Skilled Occupation List (STSOL)

S190・S489(Nomination by a State or Territory Government)に適応される申請可能職種(Skill)のリストを掲載しています。

S457/ENS対応Employment Sponsor Skilled Occupations List (ESSOL)

新たに36種類の職種が追加されました。就労系雇用主指名ビザ(S457とENS)の申請可能なスキル・職種リストを、総合的に判りやすくした表です。S457とENS Direct Entry Streamは共通のリストです。

2017/2018年度、S190/489ノミネーションに関する各州の動向(2017年6月24日)

来年度(2017/2018年)のS190/489ノミネーション・スポンサーの方針に関し、各州が公式発表を始めています。WA州の様に非常にネガティブな方向に舵を切った州もあります。ここでは、予測も交えながら一部の州の動向を記載します。

南オーストラリア(SA)州政府

年々State Nominated Occupations List (SNOL)の掲載スキルが減少傾向にありますが、比較的安定してS190/485のノミネーション・スポンサーを行っているSA州です。スキル別に受け入れに一定の条件を設けてもいます。次年度も基本的な方針に変わりは無く、英語力に関しては「Managers, Health Professionals, IT ProfessionalsはProficient or Proficient Plus Overall (average of 7.5 in IELTS or equivalent)」を条件にしています。「Agricultural Managers, Hospitality and Service Managers, Welfare and Community Workersに関してはCompetent Plus (minimum of 6.5 in IELTS or equivalent) or Proficient Overall (average of 7)」と移民局規定とは異なる変則的なスコアを条件にしています。

就労条件として「過去3年中1年(この1年をオーストラリア国内の就労で証明する場合は、内6ヶ月がSA内である事)」です。Finance Managers, Registered Nurses は最低3年の就労経験。 Social Workers, Community Workers and Welfare Workers, Bakers, Pastry Cooks and Chefsは最低2年の就労経験が必要です。

西オーストラリア(WA)州政府

今回、ネガティブな方向に舵を切りました。5年ほど前は、最もハードルの低い州として人気を集めましたが3年ほど前から次第と、厳しい条件が付加し始め、次年度はとうとう18スキル(医療系のみ)しか受け入れない方針であることを開示しました。主な理由は、オーストラリア全体を遥かに上回る高い失業率があります。当面この方針が変更されることは無さそうなので、S190での西オーストラリアへの移住は、実質困難となりました。受け入れスキルはSonographer??, ?Orthoptist, ?Audiologist, General Practitioner, Gastroenterologist, Rheumatologist?, Psychiatrist, Neurosurgeon, Otorhinolaryngologist, Vascular Surgeon, Obstetrician and Gynaecologist, Radiation Oncologist, Midwife, RN(Child and Family Health), RN(Community Health), RN(Critical Care and Emergency), RN(Mental Heal?th), ?RN(Perioperative)、なおかつRNとMidwifeに関してはS190ではなくS489のみの受け入れです。

AUSTRALIAN CAPITAL TERRITORY(ACT)

現行では前年と同じ方針の様相です。ACTの大きな特徴は、その受け入れリストの幅の広さです。次年度もこの傾向は継承されそうですが、申請受け入れ期間が非常に短い為、スキルリストの発表を待ってから準備しているようでは、まず間に合いません。昨年度は、8月中旬に発表があってから2ヶ月足らずで定数に達し、S190をクローズしてしまいました。今年度もこの傾向は続くと思われます。 なおACTにはS489の受け入れ枠はありません。また別途にSTREAMLINED PhDと言うのがあり、ACTの大学にてPhDを取得した場合は、スキルに関係なくNominationの対象になる点です。

ビクトリア(VIC)州

他州に比べ、応募スキルが少なく、諸条件が設けられていると言う点ではハードルは低くないのですが、意外なスキルが掲載されているのが特徴です。例えば以下:
Building Associate(英語条件:7.0 in each band・就労条件2年以上)
Mathematician(英語条件:6.0 in each band・就労条件2年以上)
Statistician(英語条件:6.0 in each band・就労条件2年以上)
Human Resource Manager(英語条件:6.0 in each band・就労条件5年以上)
Hotel or Motel Manager(英語条件:6.0 in each band・就労条件5年以上)
Interpreter(英語条件:6.0 in each band・就労条件2年以上)
Baker(英語条件:6.0 in each band・就労条件5年以上)
Cook(英語条件:6.0 in each band・就労条件5年以上)
Pastrycook(英語条件:6.0 in each band・就労条件5年以上)
またNomination for International PhD Graduatesと言うストリームがあり、State Nominated Occupations Listに掲載されている分野で「過去5年以内に博士号を取得している場合」豪州国内外かかわりなく優先的にノミネーション審査を行ってくれます。博士号保有者には有利な条件と言えます。

申請がリジェクトされた場合(2017年6月17日)

申請がリジェクトされたケースの問い合わせが急増しています(弊社のクライアントではありません)。そして、今後もこの傾向は増加すると予測します。何故なら移民法・規定の変更は、ビザ申請に対する拒否(Reject)数を増加させます。 リジェクト数が増えた主な理由は「規制の厳格な執行」・「ケース・オフィサーの監視強化」・「ポリシーの不公平で過酷な解釈」を上げる事ができます。近年特に「規制の厳格な執行」が厳しく、特にスポンサー系ビザのNomination申請に対する「厳密な規定の適応」が目立ちます。日本人申請者に対しては比較的優しかった規定適応が最近は感じられなくなってきました。これは「過去のケースを参考に出来なくなってきた」事を意味します。具体的に言えば、S457のNomination申請において「過去には比較的簡単に通っていたスキルポジション」が、かなり厳しい条件の中でしか通らなくなって来た事に、如実に現われています。今回この記事で触れるのは、主にRRV(S155)や学生ビザ、S457からENS/RSMSへの変更申請等の申請がリジェクトされた場合に適用できる対処方法です。

Administrative Appeals Tribunal (AAT:行政控訴裁判所)への提訴

申請がリジェクトされた場合、申請者はAATに上訴を提出する資格があります。アピールを受けることの主な利点は、メリットレビューが行われることです。メリットレビューとは、ケースの審査上の再考であり、申請者の不服を受け詳細を再審査してくれる事です。AATには次のような権限があります。
- 一次決定を肯定(変更しない)
- 一次決定を変える
- 一次決定を脇に置き、新しい決定を代用する
- 特定の方向での再審理のために、移民および国境警備局に問題を返却
さらに、申請者はAATの審査期間中はブリッジングビザの資格を得、オーストラリアに留まることができます。注意点としては、移民局からリジェクトを受けてから21日以内にAATに提訴しないと、権利を喪失します。

もしRRVの申請が(諸条件を満たせずに)リジェクトされた場合、ETAにてオーストラリアに入国し、直ぐにAATに控訴し平行してブリッジビザの申請を行う方法があります。ただし、この場合も控訴するに充分な材料が無くては控訴の意味がありません。 学生ビザやその他のビザの国内申請(Onshore申請)も同様です。リジェクト理由を分析し、充分に反論できる材料があるか?もしくはリジェクト理由を覆すほどの他の要因があるかを検討する必要があり、これは全くケースバイケースと言えます。 Federal Circuit Court (FCC)への提訴と言うケースもありますが、このレベルになると人権問題が絡んできたりよりシリアスなケースに及ぶ事が多いので、今回は割愛します。

移民局審査期間延滞(2017年6月11日)

毎年6月と12月は申請が集中するので、審査プロセス時間が非常に延びてしまいます。特に今年度は、全てのビザにおいて延滞傾向にあり、解消される見込みが見えません。「エージェントを通せばプロセスが早まるのか」質問を受けますが、保証の限りではありません。確かに「提出プロセスをスムーズに行う」と言う意味においては、多少は早まるとは言えます。

特に、パートナー系ビザの審査期間は非常に長くなっています。以下は、CTSにて主に扱っているビザのプロセスタイム一覧表(2017年6月現在)です。

Visa Type75 per cent90 per cent
Skilled Nominated S1904 Months7 months
Skilled Independent S189 4 months6 months
ENS S186 Transition stream 8 months10 months
ENS S186 Direct Entry stream9 months11 months
ENS S186 Agreement stream5 months7 months
RSMS S187 Transition stream9 months 11 months
RSMS S187 Direct Entry stream13 months 14 months
Temporary Work S45753 days 7 months
Temporary Graduate S485 Graduate Work 63 days84 days
Temporary Graduate S485 Post-Study Work 50 days66 days
Temporary Activity visa S408 Research Activities58 days 71 days
Prospective Marriage S30011 months16 months
Partner visa S820 and 80117 months 19 months
Student visa S500 Schools Sector 28 days 50 days
Student visa S500 ELICOS Sector 31 days 75 days
Student Guardian S590 48 days 4 months

以下のビザに関しては、申請数が少ない為、ケースバイケースとなっており、公表されていません(Unavailable due to low volume of applications)。弊社の最近のケースでは3〜4ヶ月です:
Business Innovation and Investment (Provisional) visa (subclass 188)
Distinguished Talent (subclass 858) visa

RSMS申請チャンスの限度(2017年6月4日)

S457やENSの規定が変わり、厳しい制限がかけられた現在、RSMS (Regional Sponsored Migration Scheme) が唯一有効な永住権のpathwayになりつつあります。ただし、それも2018年3月までで、RSMSの規定も3月1日に大きく変わる予定です。.

RSMS Requirements

RSMSは雇用主指名永住権です。ENSと異なるのは、移民局が規定する特定のエリア(a regional area of Australia)からの雇用申し出(a job offer)が必要と言う点です。シドニーやメルボルン、ブリスベン等の大都市は含まれません(the whole of Western Australia, South Australia, Northern Territory, ACT, Tasmania.はOKです)。そしてポジションはRegional Certifying Body (RCB:地方雇用査定機関)によって「雇用指名」が認められる必要があります。ビザを得た場合は、雇用主の下で最低2年間就労が必要です。この規定を破った場合はビザはキャンセルされます。

Occupations List

RSMSでは、MLTSSLやSTSOLに左右されること無く、独自のRSMS Occupations Listが存在し、非常に幅広い職種(Skill)をカバーしています。ANZSCOのレベル1〜3をカバーしておりMLTSSLやSTSOLに掲載されていない224の職種が掲載、合計673の職種が掲載されています(2017年6月現在)。
Skill Level 1: Management and Professionalの分野は、学士号の保有もしくは5年以上の就労経験が条件になります。
Skill Level 2: Associate Professional の分野は、Diplomaの保有もしくは3年以上の就労経験が条件になります。
Skill Level 3: Technician and Trade の分野は、Certificate III/ Certificate IVの保有が条件になります。(Certificate III には2年のon-the-job trainingが必要)
上記に含まれる職種には以下のものがあります:PR managers, Policy and Planning Managers, Production Managers, Procurement Managers, Wholesalers and Importers or Exporters, Retail and Service Managers, Call or Contact Centre Managers and Financial Institution Branch Managers, Performers, Authors, Directors, Sales Representatives in Industrial, Medical and Pharmaceutical Products, Air and Sea Transport Professionals, Biochemists, Metallurgists, Research and Development Managers, Technician and Drafting Specialisations, Office Managers and Practice Managers, Receptionists, secretaries and personal assistants Child Care Group Leaders, Various trades.
2018年3月には大きく変更が加えられ、現時点では明確ではありませんが、the MLTSSL - at 183 occupationsのみに限定される可能性が高まっています。

Skill Level

現在、RSMSではTrader Skillを除くSkillではENSの様にSkill Assessmentが必須ではありません。また職歴年数も必要ではないケースが多く、これは留学生の新卒申請が可能な事を意味しています。しかし2018年3月からは、RSMSビザの申請時に最低3年間の職務経験が必要となります。Skill Assessmentが必須項目になるかは今のところ明確ではありません(2017年6月現在)。

Training Requirement

S457やENSプログラムとは異なり、雇用主はRSMSのスポンサーになるためにトレーニングベンチマークを満たしていることを証明する必要はありません。 トレーニングベンチマークの証明を必要としないことは、雇用主側にとって大きなメリットです。 しかしながら2018年3月からは、RSMSビザ申請時に、トレーニングベンチマークとは異なり、トレーニングレヴィー(TAFE等の公認機関に寄付を行う、もしくは新設置された機関に寄付を納める)が要求されます。売上高1,000万ドル未満の中小企業の場合、課税は3,000ドルになります。 その売り上げを超える企業の場合、課税額は5,000ドルになります。 これがRSMSビザを申請する個人によって支払われるかどうか、またはそれが雇用者によって支払われなければならないかどうかはまだはっきりしていません。

English Requirement

RSMS Direct Entry Pathwayでは、Competent English(例えば:IELTS General 6 in each band)が必要です。これはENSビザに必要なものに似ていますが、GSMの要件よりは低いと言えます。General Skilled Migrationのための60ポイントの合格点を達成するために、多くの応募者にはProficient English(IELTSの各バンドに7点相当)が必要です。 2018年3月以降も、この条件は変わらないでしょう。ただし、S457からRSMSへのTransit Streamに関してもCompetent Englishが必要になるかは、今しばらくしないと明確ではありません。(2017年6月現在)。

7月1日に予定されるGSM(S189/190)の変更(2017年5月27日)

この2017年7月1日にGeneral Skilled Migration program 通称GSM(S189/190等)に規定変更/新規発表がおこなわれます。主なものは以下:
- Skilled Independent Subclass 189の申請可能年齢が49歳以下から44歳以下に引き下げられる。
- NZ市民用の新しいPathwayが設置される。
- Skilled occupations listsが再度見直される
- 新しいOccupational ceilingsが発表される
- S190用のState Nominationリストが発表される

年齢制限の変更

2017年7月1日以降のビザ申請年齢制限は以下になります。
- Skilled Independent Subclass 189 - maximum age 44
- Skilled Nominated Subclass 190 - maximum age 49
- Skilled Regional Provisional Subclass 489 - maximum age 49
- The new NZ Citizen stream of subclass 189 - no age limit
移民局いわく、昨年度S189申請者のうち、45〜49歳は全体の1%未満だったとの事。この変更に伴うインパクトは大きくないとの判断です。

Skilled occupations lists再度見直し

恐らくですが、2017年7月1日に新しいMLTSSL・ STSOLが見直されます。Flagged Occupationsと呼ばれるスキル(リスト上でAccountant (General)やChef、Chemical Engineer等)は、消える危険度が高いですが、過去の例からして、必ず消えるとは限りません。ただしエンジニア系(Chemical Engineer・Electronics Engineer・Civil Engineering Technician・Industrial Engineer・Materials Engineer・Production or Plant Engineer・Telecommunications Network Planner)に関しては危険視しています。 一方で、4月の変更に伴い、ビジネス分野で大きな混乱が起こった事から、ビジネス・マネージメント系のスキルがMLTSSLに厳しい条件付で再記載される可能性があります。

SkillSelect Update May 2017
S189インビテーション発給状況(2017年5月20日)

4月までのインビテーションラウンドの分析結果です。全てのプロレイトスキル(pro rata occupations)の、2016/2017年度プログラムインビテーション枠はすべて満たされました。これらのスキルは、2017年7月1日まで、Skill Independent Subclass 189またはSkilled Regional Provisional Subclass 489(家族スポンサー)のインビテーションは発給されません。

Invitations Issued for Skilled Independent Subclass 189 Visas

9月1日のラウンドを除いて、2016/2017年度プログラムのすべてのラウンドで、60ポイントでインビテーションは発給されています。10月以降はEOIを提出してからの待ち時間も短縮されています。 プロレイトスキル以外のスキルは、従来EOI提出数も少ない為、60ポイントでも比較的順調にインビテーション発給に至っている事が判ります。 4月26日のラウンドでは、インビテーション発給数が抑えられましたが、5月6月は発給数調整で、比較的多くのインビテーションがプロレイトスキルを中心に発給されるのが通常ですが、今回はSOLリストからMLTSSLへの変更で、数字が抑えられる事になるでしょう。

Pro Rata Occupations

先にも触れましたが、プロレイトスキル(pro rata occupations)に関しては4月26日のラウンドではほとんどインビテーションが発給されませんでした。現在プロレイトスキルは8つが該当していますが、現在EOIを提出中の方も、7月1日以降までインビテーションは発給されないでしょう。

TSSのスタッフ雇用の為の課税方式(2017年5月13日)
(Training Levy for Employers Sponsoring Staff)

2018年3月から、Temporary Skills Shortages (TSS) visa申請においてスポンサーとなる雇用主は「Skilling Australians Fund」に対し課税額(Training Levy)を支払う事が義務つけられます。Skilling Australians Fundは、地元労働者の技能を育成するための見習いや訓練プログラムに資金を提供するファンドです。これにより、S457およびENSのスポンサー(雇用主)の現在の「トレーニングベンチマーク」に置き換えられます。

支払う金額は、事業規模に応じて決まります。売上高が1,000万ドル以上の場合は、より多くを支払うことになります。これらの支払いは、Temporary Skills Shortages(TSS)ビザとENS及びRSMSの両方に適用されます。ビザ申請前に支払うのか、申請時に支払うのか、その支払方法はまだ明確ではありません。

いずれにせよ、スポンサーへの負担が増えるケース・減るケースどちらもありえますが、今までのTraining Benchmark方式よりも、支払い金額・方法がクリアになる事は確かです。以下がスポンサー(雇用主)に対するTraining Levy課金額です。

Small BusinessLarge Business (turnover $10m or more)
TSS $1,200 $1,800
RSMS/ENS $3,000 $5,000

以下が。Temporary Skills Shortages (TSS) visaの申請費用です

Stream Main ApplicantDependent 18 or OverDependent Under 18
Short-Term Stream (2 year validity) $1,150 $1,150 $290
Medium-Term Stream (4 year validity) $2,400 $2,400 $600

2017年7月1日申請費用値上げ

2017年7月1日から全てのビザの申請費用が値上げされます。これは毎年のことですが、今年度は一部のビザを除けば、比較的値上げ率は抑えられているといえます。

Visa TypeCurrent Fee From 1 July 2017% Increase
Student $550 $560 1.8%
General Skilled Migration $3,600 $3,670 1.9%
Graduate Temporary Subclass 485 $1,470 $1,500 2.0%
Partner Temporary $6,965 $7,000 0.5%
Parent (Contributory) $3,695 $3,945 6.8%
457 $1,060 $1,080 1.9%
ENS/RSMS $3,600 $3,670 1.9%
Visitor $135 $140 3.7%
Bridging B $140 $145 3.6%
Business Migration $4,780 $4,875 2.0%
Significant Investor Visa (SIV) $7,010 $7,150 2.0%

S457規定変更のまとめ見解

S457の消滅とそのリスク

STSOLに掲載されているがMLTSSLには掲載されていないスキルを伴うS457応募者は、2017年4月19日以降、最大2年間有効なS457ビザのみを受け取る事ができます。この後、就労ビザの更新は困難で、 移民局は「1回限りの延長が可能である」としています。

2018年3月からは、現行S457ビザに取って代わりThe Temporary Skills Shortage visaがスタートします。S457は無くなります。申請者のスキルがSTSOLに掲載されていれば申請が可能であり、MLTSSLには掲載されていてもSTSOLに掲載されていないスキルは申請する事ができません。またThe Temporary Skills Shortage visa申請にはA Genuine Temporary Entrant(一時滞在宣言)レポートが要求されるようになり、4年以上継続して就労する事が拒否される事になります。

さらに、2018年3月から雇用主がスポンサーとなる永住就労ビザ(ENS and RSMS visas)の規定が変更されます。現在S457ビザ保有者も適応されそうです。 2018年3月以降、MLTSSL掲載スキルのみがENSおよびRSMSビザへの申請が可能です。

これまで、S457保有者は特別な困難なしにS457ビザの継続申請をすることができ、雇用者で2年間勤務した後はTemporary Residence Transition Streamを通じて永住権に切り替え申請することも出来ましたが、今後は2年が3年に引き伸ばされるうえ、MLTSSL掲載スキルのみに限られる事になりそうです。

スタッフの留保問題に直面する雇用主

多くの雇用主は、現在のS457ビザ保有スタッフを「今後もスポンサー雇用していく事が、重大な問題に直面する可能性があること」を認識していません。上記のように、スキルがSTSOLのみにある場合、2年間の延長期間は1回のみで、2018年3月以降はほとんどの申請者に対して永住雇オプションが閉鎖されます。現在のS457ビザ保有者の60%以上がSTSOL掲載のみのスキルです。2016年9月30日時点で、約58,000名のS457ビザ保有者がいます。適切なオーストラリア人スタッフが、適切な期間内にこれらの熟練したスタッフの喪失を補う事ができるかは疑問です。

雇用主の負担コストの増加

Temporary Skills Shortage Visa申請料が、今までのS457申請費用より高く設定されます。現在、S457ビザの申請料は1,060ドルです。TSSビザでは、(STSOLのみ掲載スキルの2年)手数料は1,100ドルになり、中期ビザ(MLTSSL掲載スキルの4年)では2,400ドルになると思われます。また、申請者は2017年7月1日以降の申請では、無犯罪証明の提出が必須になります。特定の国では、数ヶ月かかることがあり、余分な遅延や費用が発生する可能性があります。

Labour Market Testingは、2018年3月からのほとんどの申請で必要となります。これは、雇用主がビザスポンサーになる前に求人宣伝することを必須条件とします。この場合も、追加の遅延と費用が発生する可能性があります。(恐らく日本人をスポンサーする場合は例外となる)

加えて、TSSビザ保有者を使用している雇用者は、現在のtraining benchmarks基準を満たすのではなく、訓練資金を、指定機関(TAFE等)に支払う必要が発生する可能性があります(未定)。現在、雇用者は「賃金支払いを含むトレーニングベンチマークBを満たすこと」で、training benchmarks基準条件をクリアする事ができます。しかし、TSSでは、外部団体に資金を支払う事になるわけです。雇用主がビジネスに直接利益をもたらさないとトレーニング費用を、第三者に支払うと言う事になり、雇用主スポンサーシップは経済的に実行可能性が低くなると言えます。

ほとんどの職種では、従業員は2年間の延長が可能な2年間のビザのみを受け取ります。多くの雇用主は、スポンサーシップ承認を得るために必要な費用と労力が、もはや費用対効果を産まないと感じるでしょう。

スタッフを引き付ける能力

TSSの短期的な性質は、ビザ申請者にとっても魅力的ではありません。その結果、雇用者は高度なスキルを持つスタッフをポジションに引きつけるのが難しいでしょう。

オーストラリアビジネス評議会(The Business Council of Australia)は既に、オーストラリアの上級管理職にビザスポンサーをおこなう雇用主にとっては、ゆうしき問題として反対意見を表明しています。 STSOLではなくMLTSSL掲載スキルに永住権の機会が限られています。 オーストラリアでS457ビザ就労した後、永住権申請することができるという選択肢は、スタッフを引き付ける重要なインセンティブであったのに、これがなくなる事で、良質なスタッフを引き止める事ができなくなるわけです。

永住権プログラムへの影響

「MLTSSL掲載スキルのみPermanent Employer Sponsored optionsが残る」と言う制限は、永住権プログラム全体に大きな影響を与えます。

2015-16年の移住プログラムでは、ENSおよびRSMSビザの申請22,091件中15,334件がSTSOL職業でした。これはアプリケーションの70%近くを占めています。 2017年3月以降、これらの応募者はENSとRSMSの資格を失うことになり、雇用主スポンサー永住権プログラムの大幅な削減が見込まれます。 多くの点で、雇用主スポンサー永住権プログラムは、理想的な方法に近いと考えられていました。申請者の多くは、オーストラリアに少なくとも2年間S457で居住しており、定義上雇用主は被雇用者のためのスポンサーシップを喜んで提供しています。彼らは永住権を取得するとすぐに経済的に貢献しています。多くの場合、すでにオーストラリアで働いています。

逆にThe General Skilled Migration programでビザを取得した場合はどうか?・・・多くのIT professionalsがタクシードライバーになっていたりする事実があります。そういう意味でも、今回のS457・ENS・RSMSを縮小させる改定は改悪と批判されています。

特定の産業への重要な影響

今回削除されたスキルのうち、ほとんどが「頻繁に申請されることはない」スキルです。削除されたスキルのうち147スキルが「2015/16年度にS457申請認可されたのが10件以下のもの」でした。またこのうち、63スキルは、一つの申請もありませんでした。全体として、取り除かれたスキルで2015/16年度にS457申請認可の約8%を占めていたようです。しかし、一部のスキルは、特にターゲットを絞ったようです。 以下は、最も影響を受けた業界です:

Engineering

エンジニアリング分野だけで13スキルが削除されました。前年度411件のビザ申請が行われましたたもので「Production or Plant Engineers, Industrial Engineers, Electronics Engineers and Chemical Engineers」です。興味深いことに、これらの職業の大半はMLTSSLに残っており、GSM(S189)への申請オプションは残されています。ただしMLTSSLは2017年7月に改訂される予定であり、これらの職業は削除される可能性があります。Civil Engineering Technicians, Electronic Engineering Technicians, Mechanical Engineering Draftspersons and Building and Engineering Technicians "Not Elsewhere Classified"等も削除されました。

Sales and Marketing

わずかなセールスマーケティング職種が削除されましたが、これらはすべて比較的人気の高いS457申請可能スキルでした。Sales Representatives in Industrial Products, Medical and Pharmaceutical Productsが削除され、逆に"Not Elsewhere Classified" Sales Representativeが、まだリストに留まっています。またPublic Relations Manager and Market Research Analystsなどは削除されました。Marketing Specialist はリストに残っていますが、大きな制約を受けています。

Trades

28 Trade occupationsが削除されました。これは前年度348件のS457 visaが発給されたスキルです。主なものはTechnicians and Trades Workers Not Elsewhere Classified、Vehicle Painter、Stonemason、Butcher or Smallgoods Maker、Graphic Pre-press Trades Worker、Floor Finisher、Nurseryperson。他のスキルも前年度10件以下のS457 visa発給されたスキルばかりです。

Information Technology

IT関係はほとんどのスキルが残りました。以下3種のみの削除で済みました。Web Developer、ICT Support Technicians nec、ICT Support and Test Engineers nec。

Human Resources

以下の3種が削除されました。Human Resource Adviser、Training and Development Professional、Workplace Relations Advisor。

Science and Research

大学関係のスキルが大幅に削除され、教育界からはクレームが出ています。Research and Development Manager、Biochemist、Microbiologist、Biotechnologist、Life Scientist (General)、Life Scientists nec、Natural and Physical Science Professionals nec、Nurse Researcher。

以上、全てを記載することは出来ませんでしたが、主なものを記載しました。

新Temporary Skill Shortage (TSS VISA)へのタイムスケジュール
(2017年4月29日アップデート)

18 April 2017:(既)Turnbull Governmentが「S457の廃止と新ビザ立上げ」を発表

19 April 2017:(既)218のスキルがスポンサード職種(sponsorable occupations)リストから削除。加えて2つの新しいリストを発表。
−Medium Long Term Strategic List (MLTSSL)
−Short Term Skilled Occupation List (STSOL)
−現行S457のビザ有効期限の変更発表「STSOL記載スキルには2年・MLTSSL記載スキルには従来どおり4年のビザを発給」
−スキルがどちらのリストにもなくなっている場合、S457申請を取り下げる機会を発行

1 July 2017:MLTSSL及STSOL両リストの再度見直し及公表予定
−MLTSSL及STSOL両リストから20〜30程度のスキルが削除される予定
−S457申請に無犯罪証明(police clearance)提出が必須になる予定
−現行のトレーニングベンチマーク(training benchmark)が見直される
−英語力の基準が引き上げられる予定(Vocational EnglishからCompetent Englishへ)

1 December 2017:データ照合システムの導入(Data Matching Introduced)
−移民局が既成のS457保有者からTax File Numbers (TFN)を収集し、規定どおりの給与が支払われているか確認の為、税務署(ATO)のデータベースとの照合システムを本格的に開始。違反行為が認められた場合は、ビザキャンセルに繋がる。

1 March 2018:S457ビザの廃止・新ビザ(TSS)の導入2つのStreamが発表される。
−Short Term Streamは2年限定、ENS等永住権のPathwayは廃除
−Medium Term Streamは4年有効、ENS等永住権のPathwayには3年(現行2年)の就労経験が必要となる
−厳しい制限(Caveats)、例えば最低賃金の引き上げなどが、一部のスキルに規せられる
−申請者の最低就労経験が必要になる
−Labour Market Testingが厳格化される(日本人申請者は免除される予定)
−均一的な労働力テストの導入

2017年4月18日規制改定インパクトのまとめ
(2017年4月25日アップデート)

今回の規定変更によるインパクト及び今後の規定変更の予定予測を対象別(S457申請予定者・申請済み者・現保有者・ENS申請予定者・RSMS申請予定者)にまとめてました。

S457申請予定者及申請中の方(Current 457 Visa Applicants)

S457に未だ申請を行っていない申請希望者、もしくはペンディングのかかっている申請者には、今回の規定変更が影響します。特に新しいリスト(STSOL)からスキルが外れている場合、もしくは(及び)最低賃金(minimum salary)、最低職歴(minimum work experience)、ポジション詳細(position details)、スポンサーのビジネス規模(size/nature of business)に関する新たな条件を満たしていない場合は、根本的な申請のやり直しかリジェクトに繋がります。

現在審査にペンディングのかかっている方で、スキルがリストから外れた方には移民局から「有効なスキルでのノミネーションのやり直し」・「新しい条件を満たすことを証明できる追加書類の提出」が指示されると思われます。これらの書類の提出が無理な場合、また新しい条件を満たせない場合は申請撤回(withdrawing your application)をするか、移民局からのRefusal Letterを待つことになりそうです。再申請の可能性は極めて低いでしょう。

こう言ったケース、残るオプションはRSMSへの申請になります。最低賃金(minimum salary)、最低職歴(minimum work experience)、ポジション詳細(position details)、スポンサーのビジネス規模(size/nature of business)に関する新たな条件は、あくまでS457申請に対する規定であり、これらはRSMSには影響していません。また、現時点でENSに申請可能な方は急いだ方が良いでしょう。2017年7月1日及び2018年3月1日の規定変更で、これらの縛りがRSMSやENSに及ばないとも限りません。

ENS申請予定者及申請中の方(Current ENS Applicants)

2017年4月19日以前にENSに申請を行った方、またプロセス中の申請者に今回の規定変更(スキルリスト変更)は影響しません。現在、S457保有者でDirect Entry Streamを通してENSへの申請を考えている方に関しては、残念ながら、今回の規定変更(スキルリスト変更)は影響します。スキルがリストから削除された方々は、将来的にENSへの申請の道が閉ざされる事になりそうです。既にENSへの申請条件を整えている方は、今すぐENS申請の準備を行ってください。少なくとも7月1日以降は、英語力証明の条件が高まり(例:IELTS 6 in each bandレベルが必須になる)。2018年3月1日以降はSTSOL掲載スキルはENSへの申請が不可になる予定です。

現在S457を保有の方(Current 457 Holders)

現在S457を保有している方に直接的な影響はありませんが、以下の場合、影響が出ます:

雇用主の変更(Changing Employer):貴方のスキルがリストから外れたり規制の対象となっている場合、新しいノミネーション申請に影響があります。新しい規定が、そのまま新しいノミネーション申請にかかります。

S457の延長申請(Extending your 457 Visa):貴方のスキルがリストから外れた場合、延長申請は困難です。また貴方のスキルがSTSOLに掲載されているもののMLTSSLに掲載されていない場合は、2年の延長しかできません。そして「2年しか延長できない」と言う事は、次の延長申請は出来ない事を意味します。

今後のENSへの申請(Applying for Permanent Employer Sponsored Visas)

貴方のスキルがSTSOLに掲載されているもののMLTSSLに掲載されていない場合は、2018年3月1日以降、ENSへの申請が不可能になります。恐らくですが、現在「S457にて2年就労するとENSへの申請が可能になる」が3年就労に変更される可能性が高まっています。また、申請可能年齢が49歳から44歳に引き下げられる事になりそうです。

Temporary Skills Shortages (TSS) visa

2018年3月1日以降、S457はTemporary Skills Shortages (TSS) visaに切り替わりますが、このTSSはS457よりも高い条件が設けられます。現在予測されているのは:

最低2年以上の職歴を有する事(Minimum of 2 years work experience)新卒者は必ずS485等を通して2年の就労経験を積む必要に迫られます。これもタイムフレームを考えるとかなり困難です。

労働者市場調査(Labour Market Testing for most applicants)の厳格化。現在日本人はLabour Market Testingの対象ではなかったのですが、適応される可能性が高まってきました。

英語力の厳格化(Higher English for 4-year visas)現在S457に必要なのは比較的低い英語力ですが、これが一律IELTS 6 in each bandレベルが必須になると考えられます(他のテストでも可)。

RSMS申請予定者の場合(Future RSMS Applicants)

現在のところRSMSへの影響は限定的です。RSMSOLは変更無くSTSOLの様な条件限定も設けられていません。ただし、将来的に(2018年3月を目処にと思われますが)、英語レベルの引き上げ、最低就労経験年数の引き上げ、年齢上限の引き下げが予測され、またRSMSOLの大幅縮小が予測されます。

【2017年4月18日規制改定概略】

2018年3月実施を目途にTemporary Work (Skilled) visa (subclass 457 visa)が廃止され、Temporary Skill Shortage (TSS)ビザが新しいビザとして実施されます。この新しいビザは、オーストラリアで特に深刻な人材不足を招いている業界・ポジションの審査の強化、さらには現在海外からの労働力によって補てんされている約95000人分の雇用の機会をオーストラリア人へ・・・というのが今回の変更方向性の根本背景にあります。 SC457申請済及び申請予定者に影響が出ております今回の変更の中で、発表即日施行(2017年4月19日施行)はスキルリストの変更です。リストインしているスキルが216除外され、申請できるスキルが大幅に削減されました。(今後7月1日、来年3月にさらにリストの見直しが行われるという流れが濃厚です。)また、リストインしている59スキル対して追加条件が課せられました。 今まで、使用されていたスキルリストの名称も以下のように変更になります。
l Skilled Occupation List (SOL)廃止変更Medium and Long-term Strategic Skills List (MLTSSL) replaced the previous
l Consolidated Sponsored Occupation List (CSOL) 廃止変更Short-term Skilled Occupation List (STSOL) replaced the previous

SOL及びCSOLが突然廃止変更された事により、GSM系ビザにも大きな影響が出ています。主に多くのSkillがリストから突然削除され、また一部のSkillに関しては「S189には申請できてもS190やS457には申請出来ない」と言った今までにない、変則的な状況が発生しています。GSM、特にIT系・エンジニア系の申請希望者は注意が必要です。

今後、2018年3月の変更プロセス完了を目途に段階を踏んで規制項目変更がさらに行われていきます。(基本的に厳しくなります。)
l スキルアセスメント必須スキル見直し
l スキルリスト(MLTSSL・STSOL)
l 英語力基準見直し
l ビザ有効期限
l トレーニングベンチマーク
l 無犯罪経歴証明必須
l 457オンライン申請フォームシステム改善(質問事項増)
l 申請スキルにおける就労経験
l LMT必須(免除国除く)
l 457ビザ国内延長制限
l DIBP・ATOとのデータ連携強化(申告数値マッチング)

突然の規定変更で、サイト内容のアップデートが追いついていませんが、主要変更内容は今週中にアップデートしていきます。

SkillSelect Update 2017 March
S189インビテーション発給状況(2017年3月18日)

Non-Pro Rata Occupations

多くの職種スキルにて、189もしくは489のインビテーションを得るには60ポイントで充分であり、Non Pro Rate Occupationの申請希望者には、未だ充分に期待が持てます。今年度2016/2017も既に4分の3のインビテーションラウンドが終了しようとしていますが、未だ目標数の48%しか189/489へのインビテーションは発行されていません。細かく言うと、今年度2016/2017の189/489プログラム年間合計で48,000のインビテーションが発行される予定ですが、3月の1回目ラウンドが終了した時点で23,021のインビテーション、全体の48%しか発行されていないのです。

同様に、489の場合、当初の計画では2016/2017年度年間合計4,800のインビテーションを発行する予定ですが、現時点では1,082が発行されたに過ぎません。これは全体の23%に過ぎません。パーセンテージが低い理由はSOLの掲載スキル保有者は189を優先し、489を回避する為と思われます。

Pro Rata Occupations

Pro Rateを適応されているスキルに関する状況は、かなり厳しい状況といえます。EOI (Expressions of Interest)の申請数に対し各ラウンドで発行されるインビテーションの数が限定されている為、EOIからの待ち状態の申請者が蓄積していく一方の為、Waiting時間(待ち時間)が長くなっていく傾向にあります。

会計士(Accountant)や監査(Auditor)は最も困難なスキルと言えます。現在、インビテーションを得るためには70ポイント必要ですが、インビテーションの待ち時間は、仮に70ポイントを換算できる申請者でもこの3〜6月待ちと、かなり長くなっています。すべてのIT SOL職種もプロリストにもあり、招待には65ポイントが必要です。ラウンドによっては60でもインビテーションを発行したケースはありますが、これは稀で、原則65ポイントが下限と考える必要があります。ICTビジネスアナリスト&システムアナリスト(ICT Business and System Analysts)は現在、65ポイントあっても、インビテーションの待ち時間が31週間。コンピュータネットワークプロフェッショナル(Computer Network Professionals)は6週間、ソフトウェア&アプリケーションプログラマー(Software and Applications Programmers)は4週間の待ち時間となっています。

エンジニアに関しても、全てのスキルでプロレイト65が適応されています。electronics engineersはここ数ヶ月で60と65ポイントの間で変動しました。エンジニア系スキルには、プログラム年度の中途に追加されので為、既に定数を埋めつつあるものが多くEngineering Professionalsが96%、Industrial, Mechanical and Production Engineersが93%となっています。エンジニア系に関してはState Nomination190への申請しかオプションが残されていない状況といえます。

Occupation/SubclassPoints RequiredWaiting Time4278142795Running TotalTarget% Filled
189 - Most Occupations60Next round12531832230214800048% filled
Accountants7022 weeks981962100250084% filled
Auditors, Company Secretaries and Corporate Treasurers7012 weeks551101155141382% filled
ICT Business and System Analysts6531 weeks601201320148289% filled
Software and Applications Programmers654 weeks2254504748566284% filled
Electronics Engineer6014 weeks2958821100082% filled
Industrial, Mechanical and Production Engineers 6516 weeks1734 1433153993% filled
Other Engineering Professionals6511 weeks2856962100096% filled
Computer Network Professionals656 weeks501001382142697% filled
Skilled Regional Provisional Subclass 489 60Next round27321082480023% filled

March Round

以上の様な、特定のスキルに対しては厳しい状況ですが、3月1日のラウンドは興味深いものでした。通常の2倍のインビテーションが発行されたということです。先にも触れましたが、今年度2016/2017の189/489プログラム年間合計で48,000のインビテーションが発行される予定ですが、実際には48%しか発行されていないため、数字調整の為多くのインビテーションが発行されつつあることを意味します。

この状況がPro Rata Occupationsのインビテーション発給にどう影響するか?ポイントの引き下げが一時的に起こるのか否かは推測できません。

State nomination requirements for 190 and 489 visas

この3月に入り、190/489を巡っても動きがありました。州によって対応が大きく分かれています。例えば、WAは今週、WASMOLのレビューがあるまで、190と489の発行を停止したと発表しました。 ACTは最近、オフショア申請者のための州のNominationを停止しました。現在はACTに住んでいる希望者にのみ可能です。ビクトリア州は今年度、ITプロフェッショナルをかなり積極的にNominateしましたが、新しい会計年度(2017/2018年度)まで中断を決定しました。

とは言え、これらの変更にもかかわらず、州指名190は、有用なオプションであることには間違いはありません。2月からの数字によれば、NSW、南オーストラリア、ビクトリアは、まだ一般スキルへのスポンサーシップ発行は依然として活発であり、かなりの数の指名が発行されています(合計月間1,578件)。

Visa subclassACTNSWNTQldSATas.Vic.WATotal
subclass 190344201574141 4623417 981
subclass 4890325693 7000206
subclass 18805004014219914319
subclass 1320801928041372
Total3451020139276118437441578

GTEに関しての最新情報(2017年3月11日)
Genuine Temporary Entrant (GTE) Requirement for Student Visas

このところ学生ビザ申請がリジェクトされたご相談をよく受けます。学生ビザが拒否される最も一般的な理由の1つは「Genuine Temporary Entrant」の要件を満たすための証明が不十分であるためです。この要件を、移民局が評価する際の主な要因と、オーストラリアでの学生ビザ取得の可能性を高めるための実践的なガイダンスを説明します。

学生ビザを申請する際には「留学コースを修了し、帰国して母国で学んだスキルを使用する事を」宣言する必要があります。実際には卒業後の就労日S485のオプションがあり、またそこからS189/190や雇用系ビザ申請への道筋があるので「学生ビザ申請にあたって、必ず帰国しますと宣言させるのは矛盾しているのではないか」と思われるでしょうか、現実問題として、このGTEレポートで「将来、オーストラリアに定住を目的としています」と書けば、学生ビザが拒否される可能性が高まります。

GTEで書かれなくてはいけない要素は次のとおりです。
-自国の状況
-申請者の潜在的な状況
-申請者の未来への「コースの価値」
-申請者の旅行の記録
-親など法的保護者または配偶者の意向
-その他の関連事項

自国の状況Circumstances in Your Home Country

この項目は日本人には当てはまりませんが、移民局は「申請者が母国に戻らないことを望むかもしれない」要因を、以下の要素から照査します。
-政治的または市民的不安
-徴兵制度回避の意図
-申請者の母国における経済的状況
移民局はまた、帰国を奨励する要因を見ていきます。例えば、申請者が母国で就労している場合、勉強休暇を承認した場合などです。申請者が自国または近親者に「財産・資産」を持っている場合は考慮に入れることができます。
申請者が留学することを計画している同様のコースが、申請者の母国で利用可能かどうかも確かめます。何故?申請者が母国でのコースを履修するのではなく、オーストラリア留学を決めた理由の説明が必要です。

申請者の潜在的状況Potential Circumstances in Australia

移民局は「申請者のオーストラリアの潜在的な状況をよく知っているか否か?」調べます。例えば、移民局は、申請者のコースや大学についての詳細を知っているかどうか?オーストラリアの生活費や生活費を調べているか?オーストラリアで生活していく為の知識を充分に有しているか?申請者のオーストラリアに対する知識の度合いを測ります。

また、オーストラリアにどの程度のコネクションが有るのかを調べます。これには親戚やオーストラリアのパートナーが含まれます。実際に、GTEに「オーストラリア人の恋人が居て、将来的に結婚」をGTEで書いた申請者がリジェクトを受けたケースもあります。

申請者の未来へのコースの価値Value of the Course to Your Future

留学するコースが、申請者の選択したキャリアにどのように役立つかを説明する必要があります。申請者が以前に勉強したこと、申請者の仕事で現在何をしているのか、申請者のキャリアの抱負が何であるかに関連付けることが必要です。

申請者が、今までに学んだこととは異なる分野で勉強する場合、または以前の資格よりも低いレベルで勉強する場合は、問題が発生する可能性があります。この場合、コースをやるための動機を説明するために余分な努力を払うべきです。特にQualification Down(学士号保有者がDiplomaを行う場合など)は移民局が疑問を抱くポイントとなります。

申請者の渡航履歴Your Immigration History

移民局は申請者の渡航履歴を確認します。渡航履歴に次のようなことがある場合は、説明が必要です。
申請者がオーストラリアで長い時間を過ごしたことがあるならば、申請者がオーストラリアで申請者の滞在を延長し、ここで働こうとしているのではないかと疑われます。
過去に査証拒否があった場合、特に以前に恒久的な査証を申請していた場合。
過去に学生ビザの条件を破った経験が有る場合。例えば労働条件を超えて働いていた。オーバーステイ歴が有るなど。

法的保護者または配偶者の意向 - 申請者が18歳未満の場合

子供が学生ビザを申請している場合、保護者は、オーストラリアで勉強する子供を送るための状況と動機を説明する声明を提出する必要があります。

その他の関連事項Other Relevant Matters

その他の要因は以下です:
-申請者の親族の渡航履歴 - 例えば、オーストラリアの難民認定申請の歴史がある場合
-現在または以前のビザ申請で提供された情報の不一致
-自国の国民による詐欺に関する統計情報

GTE要件を満たすMeeting the GTE Requirement

学生ビザを申請する際には「モチベーション・ステートメント」を提示することが非常に重要です。これは申請者の背景を通して、オーストラリアで勉強したい理由を明確にする必要があります。将来のキャリア目標に、留学がどのように役立つのかを論理的に説明する必要があります。

Cancellations of 457 Visas
457ビザキャンセルの新基準(2017年3月4日)

2016年11月以降、移民局はS457・ENSのコンプライアンスを強化し、ビザをキャンセルする可能性を以前にも増して高めています。主な対象となるのは:
- S457保有者(雇用者)がスポンサーの会社を辞めた場合のビザ保有者のビザキャンセル
- S457パートナーとのDe Fact関係が終わった場合のパートナーのビザをキャンセル

Cancellations of S457 Partner’s VISA

典型的なケースは、配偶者の関係が崩壊した場合です(De Fact、正式婚姻者問わず)。夫婦やDe Factにて、2人がビザを取得している場合、もしこの関係が解消された場合は、移民局への報告が義務付けられています。そいて移民局に報告した場合、パートナーはビザ取消しの予定通知(NOICC)を受け取ります。 パートナーはビザをキャンセルに対して異議申し立てを行う事ができますが、相当な理由無しには受理されることは考え難いです。

Cessation of employment

S457保有者(雇用者)がスポンサーの会社を辞めた場合、以前は雇用停止後90日以内に別のスポンサーを見つけることでS457ビザの継続が可能でしたが、現在は60日に短縮されています。2016年11月以降、60日以上雇用を停止した従業員はビザの条件に違反しているとみなされます。 60日間の期間は、2016年11月19日以降に付与された457のビザに適用されます。60日以上雇用を中止した457保有者は、ビザキャンセルに直面する可能性が高いため、雇用を中止する場合はこれを認識することが非常に重要です。

CSOL(Consolidated Sponsored Occupations List)の変更

移民大臣は457スポンサーシップの認定リストであるCSOLの職業数を減らず方向であることを公表しています。現段階では何時変更になるか言及できませんが、2017年7月1日に変更が行われる可能性が高いです。大臣は、スキル・ミーティング(MACSM)閣僚諮問会議に457リストをレビューするよう命じ、その報告書は2017年上半期に上がる予定です。変更が行われた場合、最も可能性の高い日付は2017年7月1日ですが、リストは新しい法律文書を発行することによっていつでも変更することができます。可能性の高い職種としては、各種マネージャー関連とも言われています。

Possible Increase to Minimum Salary for 457 (TSMIT)

457(TSMIT)の最低給与の増額が予定されています。2017年3月現在、AU$53,900.00-がS457申請に必要な最低年間給与額ですが、この額が2013年7月に設定された事もあり、物価の上昇状況を鑑みて見直しが検討されています。 TSMITのレビューは、2015年12月に大臣によって委託され、2016年4月に政府に報告する予定でしたが、これまでのところ、勧告や実施時期に関する情報はありません。しかし、オーストラリアの人口研究機関の最近の報告によると、IT労働者の給与が最低限に抑えられていることが示唆されており、これが問題視されているため、見直しのきっかけになりつつあります。言い方を代えると、多くのITプロフェッショナルがS457にて雇用されており、IT業界全体の平均給与額から見ると低額の給与で雇用されているという事です。

457 Temporary Business Sponsorship Visa審査関連

S457の審査基準が厳しくなっています。数年前に比べ、審査期間が長くなり、下記の証左が厳格になっています。以前の審査に対するイメージでの申請はかなわなくなりつつあるのでご注意ください。特に下記の4点に対し、理論的な証明が必要になりつつあります。
- トレーニングベンチマークの達成(Sponsor申請)
- ポジションの有無の証明(Nomination申請)
- 給与の正当性(Nomination申請)
- 申請者の技術適正(Application申請)
申請前に、雇用主と充分に合意を取り付ける作業が必要です。特にベンチマーク条件を満たす為には費用がかかります。また、給与面を算出する際に、充分なリサーチが必要となっています。ご注意ください。

トレーニングベンチマークの達成(Sponsor申請)

トレーニング評価水準を満たすには2種類の方法があります。「最近の給料の最低2パーセント相当額をオーストラリア国民又は、永住者の産業トレー ニング基金に支払う方法」又は「オーストラリア国民又は、永住者の職員トレーニングに給料の1パーセント相当額を使う方法」。この後者のトレーニングには「On Job Training (社内スタッフによる社内トレーニング)」も含まれており、相応のトレーニング計画書を提出することによりベンチマークBに含める事ができます。 ただし、最近ではこのOn Job Trainingに対する証左が非常に厳しくなりました。以前は認められていた「トレーニングの為の旅費」なども、簡単には認めてくれなくなりつつあります。ロジカルに内容の整ったプランニングシートの提出が必要です。

ポジションの有無の証明(Nomination申請)

ノミネーション申請を行う際、移民局は「そのポジションが、申請者にビザを取得させる為に作り出したポジションでないか?本当に必要となっているポジションか?」を証左します。特にマネージャー系のポジションとなると、無理やり付け足したような印象を与えるもので、厳しくチェックされるといえます。論理的になぜそのポジションに海外からの人材が必要なのか、充分な説明が必要です。

給与の正当性(Nomination申請)

2017年現在、ビザ申請の対照となりえる最低賃金はAU$53,900.00-です。では「なんでもAU$53,900.00-に設定すれば良いのか?」と言うとそういうわけにはいきません。現在のオーストラリアの賃金水準から行くと、この金額は必ずしも大きな金額ではないのですが、職種によっては水準以上であったり、水準以下であったりします。 移民局は申請時に提出された賃金が、そのポジションに相当なものなのかを確認します。提出時に「一定のリサーチを行って設定した」証拠を提出する必要があります。ロジックに設定賃金が、そのポジションに相当のものであることを納得させなくてはいけません。

申請者の技術適正(Application申請)

ノミネートされるスキル(ポジション)に相当しない申請者の申請はリジェクトされます。これは学歴・職歴・資格を基に判断されます。TRA系以外は原則Skill Assessmentが免除されているとはいえ、申請時に学歴・職歴・資格資料の提出が必要であり、ノミネートされるスキル(ポジション)に全く関係の無い学歴・職歴・資格とみなされた場合は「Skill Assessmentの指示」が出ますが、これは実質的なリジェクトにつながります。

SkillSelect Update 2017
S189インビテーション発給状況(2017年2月11日)

2017年に入り3回のラウンドが終了しました。今年度に入ってからのインビテーション発給状況は下記のグラフになります。ご覧の様に、7月・8月・9月のラウンドで多くのインビテーションが発給された後は発給数が減っていますが。これは例年のことです。既に2万近いインビテーションが発給されてしまいましたので、今後も減少傾向を辿るのは確か。6月に調整の意味で数字が増加はするでしょうが、現在EOIを提出積みの方は待ち時間が少々かかると思われます。

Visa subclassJulAugSepOctNovDecJanFebMarAprMayJuneTotal
Skilled 1893050 2800 420024001861246520161144 0 0 0 0 19,936
Regional 489200 200 36310069694428 0 0 0 0 1073
Total 3250 3000456325001930 2534 2060 1172 0 0 0 0 19837

昨年12月にあたらに幾つかのスキルがPro-Rateスキルに加えられてしまいました。が、今のところRegistered Nursesはリストから再度除外された模様です。またElectronics Engineerに対しても60でもインビテーションが発給されている状況です。

Occupation IdentificationDescriptionPoints score
2211Accountants70
2212Auditors, Company Secretaries and Corporate Treasurers70
2334Electronics Engineer60
2335Industrial, Mechanical and Production Engineers65
2339Other Engineering Professionals65
2611ICT Business and ?System Analysts65
2613Software and Applications Programmers65
2631Computer Network Professionals65

なお、2017年に入ってからのインビテーションラウンドのポイントグラフが以下(移民局サイトより引用)。やはり65ポイント保有者が優先的にインビテーションを発給されているのが良くわかります。年齢・英語力とスキルの兼ね合いでは60ポイントギリギリではなかなかインビテーションが発給され無いことの現われです。

SkillSelect Update December 2016
S189インビテーション発給状況(2016年12月17日)

少し時間が経ってしまいましたが11月のインビテーションラウンドの分析結果です。今回のラウンドでは下記の3スキルがPro-Rateスキルに加えられてしまいました。
Electronics Engineer
Industrial, Mechanical and Production Engineers
Registered Nurses

この結果、この3種に関しては、今後パスマークが変動的になり、またEOI提出からインビテーション発行までの待ち時間が長くなります。

Invitations Issued for Skilled Independent Subclass 189 Visas

11月ラウンドに関して言えば大きな変化はありませんでしたが、インビテーションの発行数は少なめに抑えられました。これは12月のインビテーションラウンドで多めに発行されるためです。 ただし、今回上記3スキルがPro-Rateスキルに加えられてしまった事は驚きです。

Registered Nurses

Registered Nursesに関しては、申請枠の僅か7.6%しかインビテーションが発行されていないにもかかわらず、Pro-Rateスキルに加えられたのです。はっきりは判りませんが、今までのラウンドでは各ラウンドで130以上のインビテーションがRegistered Nurseに発行されていたのもかかわらず、11月に限って27に減ったのは、パスマークが65に設定された為と思われます。これが一時的なことか、または継続的に続くのか、現在分析中です。

Industrial, Mechanical and Production Engineers

Industrial, Mechanical and Production Engineersに関して言えば、既にCellingの84%のインビテーションが発行されてしまったので、Pro-Rateスキルに加えられてしまったのは仕方がないことと言えます。11月23日のラウンドではパスマークがいっきに70に引き上げられてしまい、僅か17のインビテーションしか発行されませんでした。ただし、これは年度中間期の数量調整とも考えられます。または、意図的に申請希望者をS190に流れるように仕組んだ可能性も有ります。 と言うのも、2017年以降エンジニアが供給過多になる州が有るため、比較的需要のある州(State Nominationリストにエンジニアを掲載している州)に人材が流れるように意図した可能性もあります。

Electronics Engineer

Electronics Engineerも同じく、各ラウンドで60インビテーションが平均的に発行されていましたが、11月のラウンドでは2回あわせても29のインビテーションしか発行されませんでした。Cellingは58%なので、2017年の4月以降は数量調整で引き下がる可能性もありますが、現行のまま行けばパスマーク65が維持されそうです。Electronics Engineerも同じく、2017年以降エンジニアが供給過多になる州が有るため、比較的需要のある州(State Nominationリストにエンジニアを掲載している州)に人材が流れるように意図した可能性もあります。

SOL見直し検討ニュース(2016年11月25日)
Changes to Skilled Occupations List Flagged

現在、以下52のスキルに関し、SOLから削除することを検討している事が公式に発表されました。この52のスキルに関しては2015/2016年度にも検討されながら、結局削除されずにSOLに残ったのですが、今回は削除される可能性がかなり高まったと言えます。平行してCSOLの見直しも検討されており、S457やS190申請への影響が出ることは必至です。 削除されるとすると2017年7月1日からと予測しますが、全てが削除される訳ではないと思われますが、リスクは均等にあります。特に人材が余剰ぎみになりつつあるAccountant系とEngineer系はハイリスクです。影響を避けるためには、早く申請するしかないのが現状です。2017年7月1日まで、あと7ヶ月。Skill判定は平均3ヶ月かかります。またEOIを提出してからインビテーションが出るのに4〜5週間を見た場合、今すぐに準備を始めないと間に合わないとも言えます。

SOLから削除が検討されているスキル

Production Manager (Mining)
Accountant (General)・日本人申請者の多いスキル
Management Accountant
Taxation Accountant
Actuary
Land Economist
Valuer
Ship’s Engineer
Ship’s Master
Ship’s Officer
Surveyor
Cartographer
Other Spatial Scientist
Chemical Engineer
Civil Engineer
Geotechnical Engineer
Quantity Surveyor
Structural Engineer
Transport Engineer
Electronics Engineer・日本人申請者の多いスキル
Industrial Engineer
Mechanical Engineer・日本人申請者の多いスキル
Production or Plant Engineer
Aeronautical Engineer
Agricultural Engineer
Biomedical Engineer
Engineering Technologist
Environmental Engineer
Naval Architect
Medical Laboratory Scientist
Veterinarian
Medical Diagnostic Radiographer
Medical Radiation Therapist
Occupational Therapist
Podiatrist
Speech Pathologist
General Practitioner
Anaesthetist
Cardiologist
Endocrinologist
Gastroenterologist
Intensive Care Specialist
Paediatrician

影響の出るビザ申請

SOL変更に伴いSkilled Independent Subclass 189に影響が出ます。
SOL変更に伴いGraduate Work Stream of the Graduate Temporary Subclass 485に影響が出ます。
CSOL変更に伴いEmployer Nomination Scheme Subclass 186に影響が出ます。
CSOL変更に伴いOccupational Trainee Stream of the Training Subclass 407 に影響が出ます。
CSOL変更に伴いSkilled Nominated Subclass 190に影響が出ます。
CSOL変更に伴いTemporary Business Sponsorship 457に影響が出ます。

SOL削除検討のニュースソース

SBSニュース:Immigration Minister Peter Dutton had indicated that the government is looking at cutting the occupation list for skilled migrants. http://www.sbs.com.au/yourlanguage/punjabi/en/article/2016/11/21/52-jobs-may-get-removed-skilled-occupation-list

SBSニュース:457 Visa ? Cuts to Occupation list for skilled migrants http://www.sbs.com.au/yourlanguage/punjabi/en/article/2016/11/20/457-visa-cuts-occupation-list-skilled-migrants

短期ビザのサブクラス再編(2016年11月19日)
New Temporary Activity Framework from 19 November 2016

今回、短期アクティブ(Temporary Work)系の6つのビザサブクラスが廃止・再編され、また2つの新しいビザサブクラスが立ち上がりました。 スポンサーシップの手配も簡素化されています。

廃止・再編の対象となったビザは:
Training and Research Subclass 402 visa・完全廃止再編
Temporary Work (Short Stay Activity) Subclass 400 visa・一部ストリーム再編
Temporary Work (Long Stay Activity) Subclass 401 visa・一部ストリーム再編
Entertainment Subclass 420 visa・完全廃止再編
Superyacht Crew Subclass 488 visa・完全廃止再編
Special Program Subclass 416 visa・一部ストリーム再編

再編後のビザは:
Training Subclass 407 Visa・新サブクラス
Temporary Activity Subclass 408 Visa・新サブクラス
Temporary Work (International Relations) Subclass 403 Visa
Temporary Work (Short Stay Activity) Subclass 400 Visa

Training Subclass 407 Visa

この新しいサブクラスは基本的にTraining and Research Subclass 402 visaの継承です。
○Occupational Trainee: workplace based training
○Professional Development: where there is a training agreement between an Australian and an overseas organisation
2つのストリームをそのまま「Training Subclass 407 Visa」と言う名称で再編されました。
主な変更は「Occupational Training」のトレーニングがスポンサーから直接提供されている事が必須となり、第三者(Third Party)がアレンジメントしたトレーニングを受けることはできなくなりました。

Temporary Activity Subclass 408 Visa

この新しいサブクラスは以下のサブクラス及びストリームを統合したものです。
○Invited Participant stream from the Temporary Work (Short Stay Activity) Subclass 400 visa
○Exchange, Sport, Religious Worker and Domestic Worker (Executive) streams from the Temporary Work (Long Stay Activity) Subclass 401 visa
○The Entertainment Subclass 420 visa
○The Superyacht Crew Subclass 488 visa
○The Research Stream of the Training and Research Subclass 402 visa
○The Special Program stream of the Special Program Subclass 416 visa
主な変更として「Invited Participant stream」において、かなり広範囲での活動が認められるようになる事と、参加者に給与が支払われる(もしくは参加費が支払われる)ことを認められる点です。また「Research Stream」では、最低賃金が引き上げられる事です。

Temporary Work (International Relations) Subclass 403 Visa

これは日本人にはほとんど関係の無いビザです。Temporary Work (International Relations) Subclass 403の一つのプログラム「Seasonal Worker program」と言うのがありますが、もともとSpecial Program Subclass 416 visaの一部でしたが、新たなサブクラスとして独立しました。

Temporary Work (Short Stay Activity) Subclass 400 Visa

The Invited Participant stream has been moved to the Temporary Activity Subclass 408 visa, and the visa renamed to Temporary Work (Short Stay Specialist) visa.

Sponsorship Requirement

これらテンポラリー就労ビザにはスポンサー(受け入れ側)が必要です。以前のサブクラスのスポンサーシップを保有している場合、6か月間(つまり2017年5月18日まで)は現行のスポンサーシップが有効で、使用することができます。 その後は再承認を申請する必要があります。

2016年11月19日のその他申請規定変更

申請書に載せる家族の定義規定変更
Including Family Members Changes from 19 November 2016

独身でビザを申請する方には関係の無い変更ですが、ビザ申請に副申請者として家族を同時に申請する場合の「家族」の定義がこの11月19日から変更になります。 今までは、日本からの申請ではあまりないケースですが、申請に配偶者や子供ではない扶養家族・親近者(dependent relatives)を掲載することも可能でした(認められるかどうかはケースによって異なる)が、今回の変更で「配偶者」と「戸籍上の子供」しか申請できなくなりました。過去にはS457の申請の際に、扶養の必要な両親を申請書に掲載するケースなどもありましたが、今後は対象外となります。

また現在、子供は18歳未満でないと申請できませんでしたが、申請可能対照となる子供の年齢が23歳未満(adult children)に引き上げられました。今までにも、18歳以上の子供を申請に載せることは可能でしたが、経済的に扶養する必要がある証明の提出が義務付けられていました(学生であること、もしくは障害があり就労できない事などの証明)が、今後は23歳以上の子供を申請に載せる場合にのみ、これらの証明が必要になります。

SkillSelect Update October 2016
S189インビテーション発給状況(2016年11月13日)

2016/2017年度S189プログラムのインビテーション発給状況に関するニュースです。全体的に見て、ほど想定内の推移を見せています。EOI提出からインビテーション発行までの平均待ち時間が1~2週間と非常に早くなったのが、昨年度に比べると、驚かされる点です。必要最低スコアは60のままですが、9月1日ラウンドのみ65ポイント保有者を優先した事が伺えます。

発給数も、7月ラウンドでは大きな上下がありましたが、これは例年のことで、昨年度の持ち越し分を最初のラウンドで処理した為です。その後の数字は横ばいです。ただし、12月〜1月のラウンドでは800程度まで落ち込む事が予想されます。

プロレイト職種Pro Rata Occupations

ご存知の通り、現在、一部のスキル(下記6種)にはプロレイト(Pro Rata)システムが採用されています。
- 2211 - Accountants
- 2212 - Auditors, Company Secretaries and Corporate Treasures
- 2339 - Other Engineering Professionals
- 2611 - ICT Business and Systems Analysts
- 2613 - Software and Applications Programmers
- 2631 - Computer Network and Systems Engineers
下記表を見ていただいて判るように、インビテーションの待ち時間・パスマーク共に不安定で非常に流動的です。特にAccountantsやAuditors関係はパスマークが70から下がらず、発給数ゼロのラウンドもあり、厳しい現状がうかがえます。IT系に関してもラウンドを追うごとに厳しさを増している事がわかります。これらの傾向は年度内続くでしょう。恐らく来年3月にはインビテーション発給数が定数に達するスキルも出てくると思われます。現在S485にてPYPを経験中の方々も、S485の有効期限内に、余裕を見てのEOI申請を準備した方が良いかと思います。

親引き寄せビザ新タイプ導入(2016年10月29日)

現在オーストラリア政府移民局では、新しいタイプの親引き寄せビザ(new temporary parent visa)を検討しています。と言うのも、現在、親引き寄せビザによって永住権を発行されたビザホルダーの社会福祉費用(health and community services)が、ビザホルダーが入国後死亡するまでに、一人当たり平均AU$300,000以上かかっている事が問題視されているからです。現在提案されているビザは、永住ビザに代わるものとして、オーストラリア永住者の親のために、暫定ながら長期滞在を可能にするものです。

スポンサーシップ(Sponsorship)

親を引き寄せる場合、スポンサーになるのはオーストラリア永住権・市民権保有者である子供に限られるのですが、オーストラリアに貢献している健全な人柄の人物で有ることを証明しなくてはなりません。経済的に相応のTAXを収めていること。親を引き寄せても、充分に養っていける経済力が有ることを証明しないといけません。現在検討しているのが、このスポンサーの「オーストラリアへの経済的貢献度」によって、優先順位をつける方法です。

ビザの期間(Visa Duration)

新しい暫定ビザの期間は5年。ただし下記の条件によっては1~3年に限られることもあります:
- 健康状態及び年齢(Health and age of applicant)
- 過去の海外渡航歴(Immigration history)
- 親及び引き寄せる子供の経済状態(Financial capacity of the applicant or sponsor)
- 親及び引き寄せる子供の相互依存状況(Needs of the applicant or sponsor)

健康条件(Health Requirement)

申請者(親)は健康診断を受け、基準を満たすことが条件になります。基準は現行のものと変わらないと想定しますが、新しいシステムの下では、出身国のリスクレベルによっても評価を加えるようで、日本のリスクレベルがどのように設定されるかは今のところ不明です。なお、オーストラリアのプライベート保険会社の健康保険に加入する事が義務付けられます。

債券の保有(Assurance of Support Bond)

親がオーストラリアに滞在する期間、スポンサーは下記の債券のいずれかを保有する事が義務付けられそうです。そしてこれらの債券の利益から、健康費用を当てるように計られます。
- A contingent loan: this would be similar to the Higher Education Loan Program and would see the sponsor pay back any costs through the tax system.
- Investment in state or territory bonds: on maturity, the bond would be repaid, less any incurred costs
- Enforceable legally binding agreement

英語力(English Requirement)

今までのParent VISAには無かった項目ですが、申請者(親)にも最低限の英語力が必要になる可能性があります。現在検討されているレベルはFunctional English(IELTSで言えばat least 4.5 averaged over the four components)です。

ワーキングホリデイビザ規定変更ニュース(2016年10月1日)
Upcoming Changes to Benefit Working Holiday Makers

ワーキングホリデイビザプログラムの規定が2017年1月1日より変更になります。今回の規定は、今後ワーキングホリデイビザへの申請を考えている人にも、既にワーキングホリデイビザで豪州にこられている方にも、有利な条件変更が組み込まれています。主な変更は以下の4点:

年齢制限の引き上げ(Increase to Age Limit)

現在、ビザ申請時の年齢制限は31歳未満ですが、これが2017年1月1日より35歳未満に引き上げられます。31歳を既に越え、ワーキングホリデイビザ申請機会を失っていた方にも、申請機会が再び復活しました。

就労機会の変更(Change to Work Rights)

現在、ワーキングホリデイビザ保有者は「同一の雇用者の下では、6ヶ月以上就労することが出来ない」規定になっていますが、これが2017年1月1日より柔軟になり「同じ雇用者でも、就労場所が異なれば最大12ヶ月間、同じ雇用主の下で就労可能」になります。

申請費用引き下げ(Reduction in Application Fees)

現在、申請費用はAU$440.00ですが、2017年1月1日よりAU$390.00に引き下げられます。

納税率の変更(Tax Changes)

現在、ワーキングホリデイ就労者の納税率は「年間収入AU$37,000以下の場合は32.5%」と、非常に高いものですが、これが19%に引き下げられます。年間収入AU$37,000を超える場合は、豪州一般の納税率が適応される事になります。 雇用主がATO(Australian Taxation Office)に登録が必要ですが、登録した場合、低い率の適応がされます。しかし一方で、雇用主からWH就労者に掛けられているスーパー(superannuation:掛け金型年金)は、WH就労者がオーストラリアを離れると同時に政府に没収される事になります。

ファミリー系ビザのスポンサーシップ申請の変更に関し(2016年9月18日)
Proposed Legislation to Tighten Family Sponsorship

ファミリー系ビザのスポンサーシップの基準・プロセスが見直され、スポンサーシップ取得(認可・Approved)が厳しくなります。
公式な発表は未だですが、近々規定が変わり、ファミリースポンサー系ビザ申請に影響が出るようです。対象となるビザは以下:
Partner visa (subclasses 820 and 801)
Prospective Marriage visa (subclass 300)
Parent Visa

特に懸念されるのが、豪州国内からの申請(onshore)で、現行保有のビザの期日が近い申請者への影響です。現行の申請プロセスでは、Application(VISA申請者)を申請してからスポンサーの申請を行う(もしくはほぼ同時に申請を行う)のですが、これがスポンサー申請を行いスポンサーが認可(approved)されてからApplication(VISA申請者)申請を行うプロセスに変更される事になります。この場合、スポンサーが認可されないとApplication(VISA申請者)申請を行えないので、現行保有ビザの期日に余裕が無い申請者には大きな問題となりうる訳です。
スポンサーに犯罪歴(特にa history of family violence of abuse of the family sponsorship program)が有る場合は、ほぼスポンサー認可(approved)は拒否(refusal)される事になります。この点は、申請者自身が、スポンサーに対し事前に確認を行わないと、全てが無駄になる可能性が出てきます。
現在、スポンサーシップ申請に無犯罪証明(police clearances)は必須提出物では無い(ケースバイケース)のですが、今後は必須になることになり(弊社では、常に提出していました)、ここで相応の犯罪歴が有る場合はリジェクトされます。特に、過去のスポンサー歴において「family violence of abuse」が発覚した場合には、スポンサー申請者に対しペナルティが課せられる事になります。 以上の様な点も踏まえ、スポンサーの過去の確認が必要になってきます。

新タイプの企業家・事業家ビザが導入されます(2016年9月18日)
Entrepreneur Visa to be Introduced

この2016年9月10日より、新しい企業家・事業家ビザ "Entrepreneur Visa"が、オーストラリアで新たなベンチャービジネスを立ち上げる起業家向けに導入されました(Establish Entrepreneurial Ventures in Australia.)。 このビザは、既存のBusiness Innovation and Investment Programme subclass 188 visaの一部分なのですが、今までの規定より、多少ハードルが低くなっているのが特徴といえるでしょう。
基本的な申請プロセスは、他のS188同様EOI(SkillSelect Expression of Interest System)を通して行う事になりますが、まずはAustralian State or Territory GovernmentにNominationしてもらう事が初期条件になります。 なによりもAU$200,000のファンドを得ていること、ビジネス起業アイデアを持っている事が必須条件です($200,000 in funding from a nominated third party to develop and commercialise innovative ideas)。 このビザも4年の暫定ですが、ビジネスが成功裏に進めば、後に永住権S888への切り替え申請が可能となります。

主な申請者条件は以下:
−55歳未満であること(Under 55 years old, unless "exceptional economic benefit" is demonstrated)
−英語力が有ること(Competent English Language Ability)
−最低AU$200,000のファンド(Agreement in place for at least $200,000)
−ベンチャービジネスの30%を保有していること(Hold at least 30% interest in that venture)
−州政府にスポンサーされること(Be sponsored by a state or territory government)
−商品サービスであること(Commercialisation of a product or service in Australia)
−もしくはビジネス・起業であること(Development of an enterprise or business in Australia)

下記のビジネスは対象とならない:
−既存ビジネスの買収(Purchase of an existing business or franchise)
−不動産業務(Real estate activities)
−人材派遣業務(Labour hire activities)

AU$200,000のファンドの出資元が以下のうちのいずれかである事:
−Commonwealth agencies
−State and territory governments
−Publicly funded research organisations
−Investors registered as Venture Capital Limited Partnerships or
−Early Stage Venture Capital Limited Partnerships

他にも細かな規定がありますが、詳しくはお問い合わせください。

ACT Releases Occupations List for 2016-17(2016年9月3日)

ACTが今年度(2016/2017年度)のSkilled Nominated Subclass 190 Visa対象受け入れリスト(State Nomination Occupations List)を公表しました。

今年度加えられたSkill・排除されたSkill:

今年度ACTではHR, design, engineering and real estate系のスペシャリストがリストに加わりました。 これらの職種はSOLには掲載されていないものが多く、S189に申請チャンスのない希望者には大きなチャンスです。日本かだとGraphic Designer・Web Designer・Illustratorといったクリエイティブ系には大きなチャンスかもしれません。
- 132111 Corporate Service Manager
- 223111 Human Resource Adviser
- 223112 Recruitment Consultant
- 223113 Workplace Relations Adviser
- 232411 Graphic Designer
- 232412 Illustrator
- 232413 Multimedia Designer
- 232414 Web Designer
- 233511 Industrial Engineer
- 233512 Mechanical Engineer
- 233513 Production or Plant Engineer
- 612114 Real Estate Agent
- 612115 Real Estate Representative

そして残念ながら下記のSkillが今年度は排除されました:
- 131112 Sales and Marketing Manager
- 131113 Advertising Manager
- 131114 Public Relations Manager
- 133211 Engineering Manager
- 141111 Cafe or Rest Manager (excl fast food)
- 222312 Financial Investment Manager
- 224412 Policy Analyst
- 224711 Management Consultant
- 224712 Organisation and Methods Analyst
- 271311 Solicitor
- 411411 Enrolled Nurse
- 411412 Mothercraft Nurse

ACT州政府の受け入れスキルリスト2016/2017年度版

ACTのNomination申請に必要な条件

Skill Assessmentとは別に、ACTのNominationを受ける為には、以下の条件を揃える必要があります。
- Sufficient funds to settle in ACT
- Evidence of your employability in ACT
- English language ability
- If you currently live in Australia, you may need to show that you have been resident in Canberra or studied there for a certain amount of time

2016年7・8月Invitation numbers(2016年8月14日)

2016/2017年年度プログラムがスタートし、3回のインビテーション発行ラウンドが終了しました。下記にPro-Rateスキルを中心に数値をまとめてみましたが、基本的には昨年度と同じ傾向で推移しています。昨年度末の持ち越しの為か、AccountantsとSoftware and Applications Programmersに関してはかなりの数のインビテーションが発給されており、Cellings(割り当て)に対し、早くも高いパーセンテージに達しています。このペースで行けば、12月にはクローズされる可能性も考えられます。
エンジニア系(Other Engineering ProfessionalsとMechanical)もしかり、最低スコアが60の為、申請件数も多く、今年度後半には厳しい状況が予想されます。Chemical and Materials EngineersやElectronics・Electricalは例年ペースでのスタートなっているので、現状では問題ありません。IT系技術者・会計士関係はポイント的にも厳しい状況が続きそうです。

2016年7・8月のインビテーション数

ANZSCO Occupation 7 Jul 2016 21 Jul 2016 3 Aug 2016
2211 Accountants 104 0 208
2212 Auditors, Company Secretaries and Corporate Treasurers 55 0 110
2611 ICT Business and System Analysts 60 0 120
2613 Software and Applications Programmers 230 0 460
2339 Other Engineering Professionals 423 80 28
2631 Computer Network Professionals 421 140 50

2016年7・8月の最低必要ポイント

ANZSCO Occupation 7 Jul 2016 21 Jul 2016 3 Aug 2016
2211 Accountants 70 #N/A 70
2212 Auditors, Company Secretaries and Corporate Treasurers 70 #N/A 70
2611 ICT Business and ​System Analysts 70 #N/A 65
2613 Software and Applications Programmers 65 #N/A 65
2339 Other Engineering Professionals 60 60 60
2631 Computer Network Professionals 60 60 60

2016年7・8月のCelling Rate

ANZSCO Occupation 7 Jul 2016 21 Jul 2016 3 Aug 2016 Total Invitations Occupational Ceiling % Filled
2339 Other Engineering Professionals 423 80 28 531 1000 53.1%
2631 Computer Network Professionals 421 140 50 611 1426 42.8%
2335 Industrial, Mechanical and Production Engineers 391 99 72 562 1539 36.5%
2334 Electronics Engineers 71 72 41 184 1000 18.4%
2211 Accountants 104 0 208 312 2500 12.5%
2613 Software and Applications Programmers 230 0 460 690 5662 12.2%
2611 ICT Business and Systems Analysts 60 0 120 180 1482 12.1%
2212 Auditors, Company Secretaries and Corporate Treasurers 55 0 110 165 1413 11.7%
2633 Telecommunications Engineering Professionals 37 41 28 106 1000 10.6%
2331 Chemical and Materials Engineers 33 36 24 93 1000 9.3%
2332 Civil Engineering Professionals 59 74 57 190 2174 8.7%
2333 Electrical Engineers 27 39 27 93 1254 7.4%
2539 Other Medical Practitioners 14 13 23 50 1315 3.8%

ビクトリア州Relationship Registrationの基準緩和(2016年7月29日)

2016年7月1日より、ビクトリア州のRelationship Registrationの基準(Relationships Act 2008 VIC)が緩和されました。ビクトリア州に住んでおられるPartner VISA申請予定者の一部には、大きなアドバンテージになるかもしれません。
大きな変更点は2点。今まで、Applicant(申請者)とSponsor(スポンサー)双方がビクトリア州に居住していなくてはいけなかったのが、片方だけでも登録申請可能になりました。また、12ヶ月同居していなくてはいけなかったのが、条件が削除されました。

Relationship Registrationとは何か?

パートナービザ(Partner VISA S820/801)申請の大きなクライテリアに「12ヶ月間の同居期間を証明すること」と言うのがあります。ただし、厳密にはこれは絶対条件ではありません。下記のいずれかを実証できれば良いのです。オーストラリア市民もしくは永住権保有者と;
1. 実際に結婚する(Married)
2. 12ヶ月間の同居期間を証明する(Living together in a de facto relationship for 12 months)
3. 事実婚を州政府に登録し認めてもらう(Living together in a de facto relationship and have your relationship registered with an Australian State or Territory Government)
弊社サイトのパートナービザの項目でも触れていますが、これに暫定ビザ保有者はSponsor(スポンサー)にはなれませんので注意してください。ここで大切なのが、3番の「事実婚を州政府に登録し認めてもらう」です。このシステムは、全ての州に有るわけではありません。ビクトリア州やNSW州などです。
今までにも、多くの方が「12ヶ月間の同居期間を証明する」為に、学生ビザなどで時間稼ぎするのが主流でしたが、現在はこの「事実婚を州政府に登録し認めてもらう」方法が、より時間的にも経済的にも効果的と言えます。今までビクトリア州は「12ヶ月一緒に住んでいないと登録できなかった」のですが、今回の変更で、12ヶ月一緒に住んでいなくても登録可能になったわけです。

2016/2017年度QLD・NSW・SAのState Nomination Listが公開(2016年7月24日アップデート)

2016/2017年度のS190・S489用の、State Nomination Skill List(州政府別スキルノミネーションリスト)が、QLD州・NSW州・SA州において公開されました。他の州は未だですが、順次8月末にかけて公開されていくでしょう。
S189申請には、60ポイントに足りない方、ポイントは足りるがスキルがSOLに掲載されていない方は、ご自分のスキルが掲載されていないか確認してみてください。

クイーンズランド州のState Nomination Skill List

今年度はQLD州は、受け入れスキルを大幅に増やしています。S190とS489では、かなりの誤差がありますが、S489での受け入れスキルが、この数年では例にないほど増大しています。
特に、申請に当たっての条件(クライテリア)も高くなく、原則2年以上の関連職歴を持っている事が条件です。ただし「エンジニア系はQLDエンジニア協会に登録」・「IT系は最低職歴5年」等Additionalのクライテリアがスキルによって付加されています。
今年度のS190/S489の狙い目州になる事は間違いです。 クイーンズランド州政府の受け入れスキルリストはこちら。

ニューサウスウェールズ州のState Nomination Skill List

今年度のNSW州は、S190とS489友に昨年度と大きな変化は見られません。SOLを中心に、幅広くAdditionalでCSOLスキルを盛り込んでいると言えます。
申請に当たっての条件(クライテリア)も大きな変化はなく、一部スキルの職歴条件が長めに設定されていますが、QLDの様な全体の職歴条件は設定されていません。エンジニア・IT系でDraftsperson/Technicianが多く盛り込まれているのが特徴です。またCookをリストに掲載する数少ない州でもあります(ただしCookは最低2年の職歴が必要)。
NSW州政府の受け入れスキルリストはこちら。

南オーストラリア州のState Nomination Skill List

かつては、S190の受け入れに積極的だったSA州もこの2〜3年は受け入れ枠を減少・ハードルの高い条件設定に移行しています。人口流出が止まらないSA州ですが、雇用供給が増えないためだと思われます。
申請に当たっての条件(クライテリア)も大きな変化はなく、全体的に職歴条件が長めに設定されていますし、IT系・エンジニア系の英語力も高めに設定されているのが特徴です。
SA州政府の受け入れスキルリストはこちら。

2015/2016年度スキルセレクション結果分析(2016年7月9日アップデート)
SkillSelect Results Analysis for 2015-16 Program

2015/2016年度のスキルセレクションでのS189/S489を対象に発行されたインビテーション数と、発行割り当て数(Ceiling)を比較し結果分析をおこないました。
アカウンタント(会計士)系・IT系・エンジニア系と人気のスキルはおおかた100%に達しましたが、やはりスキル取得自体が難しい看護師・教員などは、発行割り当て数(Ceiling)に対し、EOI申請そのものが少なく、発行されたインビテーション数が10〜20%に留まる結果となっています。
2016/2017年度も、ほぼ同じ傾向と思いますし、大きな変化は見られないでしょう。日本からの申請を考えるなら看護師・教員・エンジニアは、まだまだ条件的に余裕を感じます。IT系・アカウンタント(会計士)系は、今年度も同じく、申請条件は厳しさを増していますが、まだまだチャンスのあるエリアです。

人気のスキル:Most Popular Occupations

発行割り当て数(Ceiling)も多く、発行されたインビテーション数も多いスキル。もしくは看護師の様な発行割り当て数(Ceiling)の特に多いスキルの表です。

ANZSCO Occupational Group 2015-16 Ceiling 2015-16 Invitations % Filled Comment
2613 Software and Applications Programmers 5364 5364 100.0% Pro Rata - 60-65 required for 189 invitation
2544 Registered Nurses 13872 3252 23.4%
2211 Accountants 2525 2525 100.0% Pro Rata - 65-70 required for 189 invitation
2631 Computer Network Professionals 1986 1986 100.0% Ceiling Filled May 16
2335 Industrial, Mechanical and Production Engineers 1788 1788 100.0% Ceiling Filled May 16
2611 ICT Business and Systems Analysts 1536 1536 100.0% Pro Rata - 65-70 required for 189 invitation
2332 Civil Engineering Professionals 2970 1402 47.2%
2212 Auditors, Company Secretaries and Corporate Treasurers 1000 1000 100.0% Filled by September 15
2334 Electronics Engineers 1000 1000 100.0% Ceiling Filled May 16
2339 Other Engineering Professionals 1000 1000 100.0% Ceiling Filled May 16
2633 Telecommunications Engineering Professionals 1000 785 78.5% Over 50% Filled
2539 Other Medical Practitioners 1000 724 72.4% Over 50% Filled
2333 Electrical Engineers 1230 709 57.6% Over 50% Filled
2331 Chemical and Materials Engineers 1000 611 61.1% Over 50% Filled
2414 Secondary School Teachers 8352 602 7.2%
2531 General Practitioners and Resident Medical officers 3558 400 11.2%
2321 Architects and Landscape Architects 1650 326 19.8%
2713 Solicitors 3252 295 9.1%
2336 Mining Engineers 1000 275 27.5%
2411 Early Childhood (Pre-primary School) Teachers 1980 225 11.4%

申請の大変なスキル:Most Difficult Occupations

2015/2016年度にPro-Rateとして、パスマークが引き上げられたスキル。EOI申請が多く比較的早いスピードで割り当てすうが埋まっていったスキルの表です。

ANZSCO Occupational Group 2015-16 Ceiling 2015-16 Invitations % Filled Comment
2212 Auditors, Company Secretaries and Corporate Treasurers 1000 1000 100.0% Filled by September 15
2611 ICT Business and Systems Analysts 1536 1536 100.0% Pro Rata - 65-70 required for 189 invitation
2211 Accountants 2525 2525 100.0% Pro Rata - 65-70 required for 189 invitation
2613 Software and Applications Programmers 5364 5364 100.0% Pro Rata - 60-65 required for 189 invitation
2334 Electronics Engineers 1000 1000 100.0% Ceiling Filled May 16
2339 Other Engineering Professionals 1000 1000 100.0% Ceiling Filled May 16
2335 Industrial, Mechanical and Production Engineers 1788 1788 100.0% Ceiling Filled May 16
2631 Computer Network Professionals 1986 1986 100.0% Ceiling Filled May 16
2633 Telecommunications Engineering Professionals 1000 785 78.5% Over 50% Filled
2539 Other Medical Practitioners 1000 724 72.4% Over 50% Filled
2331 Chemical and Materials Engineers 1000 611 61.1% Over 50% Filled
2333 Electrical Engineers 1230 709 57.6% Over 50% Filled
2332 Civil Engineering Professionals 2970 1402 47.2%
2336 Mining Engineers 1000 275 27.5%
2544 Registered Nurses 13872 3252 23.4%
2321 Architects and Landscape Architects 1650 326 19.8%
2341 Agricultural and Forestry Scientists 1000 171 17.1%
2525 Physiotherapists 1104 160 14.5%
2346 Medical Laboratory Scientists 1362 170 12.5%
2411 Early Childhood (Pre-primary School) Teachers 1980 225 11.4%

不人気のスキル:Least Popular Occupations

発行割り当て数(Ceiling)が一定数あるにもかかわらず、EOI申請が極端に少なく、発行されたインビテーション数が極端に少ないスキルの表です。

ANZSCO Occupational Group 2015-16 Ceiling 2015-16 Invitations % Filled Comment
3331 Glaziers 1000 1 0.1%
3233 Precision Metal Trades Workers 1000 2 0.2%
3241 Panelbeaters 1134 3 0.3%
3941 Cabinetmakers 1530 3 0.2%
2711 Barristers 1000 4 0.4%
3334 Wall and Floor Tilers 1284 4 0.3%
3991 Boat Builders and Shipwrights 1000 4 0.4%
3222 Sheetmetal Trades Workers 1000 8 0.8%
1335 Production Managers 3582 9 0.3%
3211 Automotive Electricians 1000 10 1.0%
3422 Electrical Distribution Trades Workers 1000 10 1.0%
3332 Plasterers 1866 14 0.8%
1341 Child Care Centre Managers 1000 19 1.9%
2535 Surgeons 1000 26 2.6%
2415 Special Education Teachers 1158 27 2.3%
3132 Telecommunications Technical Specialists 1000 27 2.7%
3421 Airconditioning and Refrigeration Mechanics 1038 29 2.8%
1332 Engineering Managers 1014 30 3.0%
2534 Psychiatrists 1000 33 3.3%
2521 Chiropractors and Osteopaths 1000 34 3.4%

2016/2017年度規定変更アップデート(2016年7月3日アップデート)

2016/2017年度にあわせ、移民局の規定がアップデートされました。
S189/190といった技術移住・General Skilled Migration (GSM)系ビザへの大きな規定変更はありません。SOL(Skilled Occupations List)に多少の変更があった程度で、日本からの申請者に大きく影響するような変更は見受けられません。
今回は主に学生ビザやS457などの雇用系ビザを中心とした、マイナー変更がありました。特に学生ビザに関しては、日本からの申請規定が多少厳しくなったと言えます。

学生ビザにおける主な変更

今回一番大きな変更があったのは学生ビザです。今までのAssessment Level(国毎に審査の基準が異なる)の審査基準に加え、受け入れ学校側にもAssessment Level(学校別に審査基準がある)も設けて、二重に審査基準を設けることによって、学生ビザ審査をより厳密化しました。
また、コース別(ELICOS・大学・TAFE・中学高校)に設定されていたSubclass(サブクラス)が廃止され、全ての学生ビザがSubclass500に統一されました。詳細は、学生ビザのページをご覧ください。

雇用系ビザにおける主な変更

VISA Applicant(申請者・雇用者側)に対する大きな規定変更はありませんが、英語力証明免除の基準が多少厳しくなりました。今までのように「職場で英語力が不要」故に免除・・・とは行かなくなりました。原則Functional Englishの証明提出が求められます。
雇用主(Sponsor)側にたいする規定が多少変更になり、長期に多くの雇用者のスポンサーになる事が可能になりました。ただし比較的大きなビジネスを展開する事業主に限られます。

パートナー系ビザにおける主な変更

過去にビザ申請の却下を受けた経験のある場合、パートナービザには申請できなくなりました。
今まで必須項目ではなかった「オーストラリア市民・永住者による、2人の関係を証明するstatutory declarationsの提出」を2人以上から提出してもらう事が義務付けられました。

また、今まで絶対的規定に近かった「申請前の12ヶ月間同居の証明」規定が多少緩和されました。結婚の場合は以前から問題ありませんでしたが、事実婚の場合は「州政府からRelationship Certificateを発給」してもらうことによって免除が受けられます。
ただし、州によっては規定が異なるので注意です(NSWのように、特に厳しい条件のない州もあれば、VIC州のように「12ヶ月同居証明」と言う厳しい規定のある州もあります)。

2016/2017年度S189発給職種(スキル)割り当て数発表(2016年6月24日アップデート)

2016/2017年度のS189とS489を対象にした発給職種(スキル)割り当て数(Occupational Ceilings for 2016-17)が発表されました。
全体的には減少方向ですが、思っていたほどの下げ幅でなかった点は幸いです。ただし、職種別(Professional Rate)の最低ポイントあ未だ公表されていません。2015/2016年度同様、ラウンドおきに変化するものと思われます。

Accountants and Auditors会計士・会計監査員

驚いたことにAccountant会計士への割り当てが、2016/2016年度から87%増加の4777枠に広がりました。これは少々、予想外の増加となります。Auditors会計監査員も、2016/2016年度から41%増加の1413枠に広がりました。
Accountants and Auditorsも2016/2016年度は、最低スコアが70に設定されていましたが、2016/2017年度は65もしくは60に引き下げられる可能性があります。

IT Professionals・IT系

IT関係に関しては、多少厳しい方向での変更になります。

Computer Network Professionals: 28%減少で1,426枠になります 。2016/2016年度の最低スコアは60でしたが、2016/2017年度は65に引き上げられる可能性が高いです。

Software and Applications Programmers: 6%増加で5,662枠になります 。2016/2016年度の最低スコアは65でしたが、現状維持もしくは2016/2017年度は60に引き下げられる可能性があります。

ICT Business and Systems Analysts: 4%減少で1,482枠になります 。2016/2016年度の最低スコアは65-70でしたが、2016/2017年度も現状維持となるでしょう。

Engineersエンジニア系

エンジニア分野が、今回一番大きな影響となりました。全体的に割り当て変化が激しいです。

Engineering Managers: 39%増加引き上げで1,407 places。2016/2016年度に申請者が、定員の僅か3%。そういう意味では、定数が減っても増えても影響が無いと言えます。

Civil Engineering Professionals: 27%減少引き下げの2,174 places。 2016/2016年度に申請者が、定員の45%にしか達せず、そういう意味では、定数が減っても影響が無いと言えます。

Electrical Engineers: 2%引き上げで1,254 places。2016/2016年度に申請者が、定員の45%にしか達せず、意外と申請者の少ないスキルなので、今年度はねらい目になるでしょう。

Electronics Engineers: 変化無し1,000 places。

Industrial, Mechanical and Production Engineers: 14%引き下げの1,539 places。2016/2016年度の最低スコアは60でしたが、2016/2017年度は65に引き上げられる可能性が高いです。

Mining Engineers: 2016/2017年度SOLから消去されました。

Telecommunications Engineering Professionals: 変化無し1,000 places。

Other Engineering Professionals: 変化無し1,000 places。 

Medical Practitioners及び医療関係

大きな変化は無し。Other Medical Practitionersが32%引き上げ増加で1,315 placesになったくらいです。

Other Occupations他の主な職種の変化

下記のスキルの割り当て数(Occupational Ceilings for 2016-17)が増加しました

Airconditioning and Refrigeration Mechanics: 64% increase Solicitors: 58% increase
Psychologists: 26% increase
Physiotherapists: 22% increase
Registered Nurses: 18% increase
Medical Laboratory Scientists: 18% increase
Chefs: 15% increase
Plasterers: 15% increase
Wall and Floor Tilers: 15% increase

下記のスキルの割り当て数(Occupational Ceilings for 2016-17)が減少しました。

Panelbeaters: 12% decrease
Architects and Landscape Architects: 16% decrease
Health and Welfare Services Managers: 17% decrease
Metal Fitters and Machinists: 17% decrease
Social Workers: 18% decrease

2016年5月末時点の最新状況(2016年6月9日アップデート)

5月26日のインビテーションラウンドに基づいたニュースです。AccountantとIT系に予測以上のインビテーションが発給されました。
インビテーション発給ボーダーラインスコア(60ポイント)に変化は無いのですが、Accountant系・IT系・エンジニア系に発給が集中しており、移民局が他のスキルで、充分な数のEOI申請を受けていない現われと考えられます。実際、CTSからEOIを申請した他のスキル(例えば、NurseやTeacher)は非常にプロセスが早く、インビテーションもEOI提出から1週間待ちで発給され、申請後のファイナルリクエストも2週間程度と、前例の無いスピードでプロセスしています。
Accountant系にいたっては、今回、必要ポイントが70から65に引き下げられてインビテーションが発給されています。逆にICT Business and Systems Analystsは65から70に引き上げられました。Software and Applications Programmersは65のままです。
下記は、色々な情報をグラフにまとめたものです。

以下のスキルが定数に達しましたので、今年度葉締め切られました

- 2211 - Accountants
- 2212 - Auditors, Company Secretaries and Corporate Treasures
- 2335 - Industrial, Mechanical and Production Engineers
- 2339 - Other Engineering Professionals
- 2611 - ICT Business and Systems Analysts
- 2613 - Software and Applications Programmers
- 2631 - Computer Network and Systems Engineers

上記のスキルに関しては、2015/2016年度は申請が締め切られました。2016年7月1日のオープンを待たなくてはいけません。もしかすると、スキルによってはSOLから削除される可能性がいまだに排除できませんが、S190申請への可能性は必ず残ります。

2016/2017年度SOL改定項目が発表されました(2016年5月17日アップデート)

2016年7月1日にSOL(技術独立系移住ビザ申請可能職種リスト)の改定が行われます。現在SOLに掲載されている職種から9職種が削除され、新たに2つの職種が追加されます。幸いなニュースとしては、削除が噂されていたAccountant系とIT系はリストに残りました。なおCSOLに変化はありませんのでS190やS457/ENSには影響はありません。

削除職種

- Mining Engineers ANZSCO 233611
- Petroleum Engineers ANZSCO 233612
- Metallurgist ANZSCO 234912
- Environmental Health Officer ANZSCO 251311
- Occupational Health and Safety Adviser ANZSCO 251312
- Dental Hygienist ANZSCO 411211
- Dental Prosthetist ANZSCO 411212
- Dental Technician ANZSCO 411213
- Dental Therapist ANZSCO 411214

日本人申請者で大きな影響の出る、エンジニア系・IT系は安泰です。この中で多少なりとも日本人申請者があるのは Dental TechnicianとDental Therapistぐらいだと思いますが、過去にも一度消え、復活した経緯のある職種なので、将来的に再び復活する可能性もあります。

削除職種と追加職種

- Orthotists and Prosthetists ANZSCO 251912
- Audiologists ANZSCO 252711

日本人申請者のほとんどいない職種です。

影響のあるビザ

削除された職種は、今年度以降、以下のビザへの申請が不可能になります。現在ウェイバー(特別処置)に関しての発表は有りませんが、留学生にも大きな影響がでます。

- Skilled Independent Subclass 189 Visa
- Skilled Regional (Provisional) Subclass 489 visa - Family Sponsored only
- Graduate Temporary Subclass 485 Visa - Graduate Work Stream only

2016年4月:S189インビテーション発給状況(2016年5月4日アップデート)

インビテーション発給数減少傾向続く

この4月度のS189向けインビテーション発給数は2200に抑えられました。1月の4800や2月3200に比べると、かなり抑えられた感じですが、これも予測通りと言えます。最低発給対象スコアは60のままなのですが、EOIからの待ち時間は多少延びている傾向にあります。弊社のケースでは、4月にEOIを提出した方では、65ポイントホルダーが2週間、60ポイントホルダーが3週間から4週間といった感じです。 なお、Accountantsは70ポイント、ICT Business and System Analystsも70ポイント、Software and Applications Programmersは65ポイントが、インビテーション発給対象最低ポイントと変わりありません。

また、発給対象Skillを別の表

下記の表を見ていただいて判るように。会計士関連(Accountants)、エンジニア関連(Engineers)、看護師(Registered Nurses)、IT関連の2職種で、インビテーションの50%以上を占めています。

特に会計士関連(Accountants)、エンジニア関連(Engineers)、看護師(Registered Nurses)に関してはSkill Assessmentにて、最低職歴条件が設置されていない為 、若く英語力が揃った申請者が申請しやすいと言うのも理由の一つです。比べ、TRA系・VETASSESS系は一定の職歴が申請条件に設定されている為、申請のタイミングが年齢ポイントを減少させるせいもあり、多少ハードルが上がります。

医療関係にいたっては、オーストラリアにて4年以上の学士号を取得するか、試験にパスするかの選択肢ししか無いため、一段と難しくなります。

Other Engineering Professionalsが今年度は終了

エンジニア関連(Engineers)のGroup 2339の申請がクローズされました。 一般に日本から申請されるCivil Engineers、 Mechanical Engineers、 Electrical Engineers、Electronics Engineersに関しては未だ大丈夫です。

2016年4月3日:Skilled Independent Subclass 189インビテーション発給状況

インビテーション発給数が再び減少

今年度上半期(2016年7月〜12月)に押さえ気味だったS189に対するインビテーション発給数が、2016年1月は、12月(1400程度)の3倍以上の4800に伸びました。EOIを提出してからインビテーションが発給されるまでの待ち時間(Waiting Time)も10週間から1〜2週間に大幅短縮されています。(発給対象ポイントは60以上のままで変化無し) しかしながら、2月〜3月には再び鈍化し以下のグラフに見られるように下降線を辿っています。インビテーションが発給されるまでの待ち時間(Waiting Time)も平均3週間に伸びました。5〜6月には数字調整の為、発給数・待ち時間共に変化すると思われます。

Pro-Rate occupations:ICT及Accountant

上記の数字にはPro-Rate occupationsが含まれて居ません。以前のニュースにて何度か触れていますが、会計士・ITプロの一部は、Pro-Rate occupationsとして特別な基準の下に推移しています。まとめると以下の様な状況です。

会計士(Accountant)は昨年9月以降、パスマークが70に引き上げられた後、2月には65に一旦引き下げられましたが、3月は再び70に引き上げられています。インビテーション発行数も100以下に抑えられていましたが、2月は600の発給があり、3月には再び280程度に抑えられています。

ICT Business and System Analystsも同じような動きで、昨年7月以降、一貫してパスマークが65に引き上げられたまま、インビテーション発行数も120強に抑えられていましたが、2月はパスマークが一時的に60に引き下げられ300以上の発給がありましたが、3月ラウンドにはパスマークが70に引き下げられ、発給数も50足らずです。

Software and Applications Programmersは、前の2つに比べればましで昨年7月と10月にパスマークが64に引き上げられた事を除けば、一応安定してパスマークは60のままで、インビテーション発行数も毎月450前後です。1〜2月は870以上の発給がありましたが、3月には430程度に抑えられました。

総合して分析するならば、発給数・ポイント数とも1〜2月と緩和傾向にありましたが、3月には再び引き締められた印象です。

2016年3月:Skilled Independent Subclass 189インビテーション発給状況

インビテーション発給数が大幅増加

今年度上半期(2016年7月〜12月)に押さえ気味だったS189に対するインビテーション発給数が、2016年1月・2月と、12月(1400程度)の3倍以上の4800に伸びました。EOIを提出してからインビテーションが発給されるまでの待ち時間(Waiting Time)も10週間から1〜2週間に大幅短縮されています。(発給対象ポイントは60以上のままで変化無し) しかしながら、これは例年の傾向で、再び3月〜5月には鈍化し、6月には数字調整の為、発給数・待ち時間共に変化すると思われます。

Pro-Rate occupations:ICT及Accountant

上記の数字にはPro-Rate occupationsが含まれて居ません。以前のニュースにて何度か触れていますが、会計士・ITプロの一部は、Pro-Rate occupationsとして特別な基準の下に推移しています。まとめると以下の様な状況です。

会計士(Accountant)は昨年9月以降、パスマークが70に引き上げられたままで、インビテーション発行数も100以下に抑えられていましたが、1月2月は300以上の発給がありました。パスマークも4月ラウンドには65に引き下げられる予定です。

ICT Business and System Analystsは昨年7月以降、一貫してパスマークが65に引き上げられたまま、インビテーション発行数も120強に抑えられていました。1月2月は300以上の発給がありましたが、3〜4月ラウンドには再び減ると見込まれます。

Software and Applications Programmersは、前の2つに比べればましで昨年7月と10月にパスマークが64に引き上げられた事を除けば、一応安定してパスマークは60のままで、インビテーション発行数も毎月450前後です。1月は870以上の発給がありました。

総合して分析するならば、昨年9月以降、全体的に締め付けられていた感がありましたが、1月以降は発給数・ポイント数ともに緩和されました。

2016年03月09日:S457/ENS雇用主(スポンサー企業)Business Restructures

このところ、S457やENSに関連する、雇用主(スポンサー企業)に対する規定が強化されていますが、引き続き関連ニュースです。

多くの雇用主(スポンサー企業)は、ビジネススポンサーシップの承認後、ビジネスの再編成やマネージメント形態の変更を行う事がありますが、この「変更」が、スポンサーシップを受けるS457やENSホルダーのビザに影響を与える事になります。ここで言う変更とは例えば:

信託からパートナーシップまたはその逆への移行
運営組織の撤退
給与システムの変更
事業会社の株式購入または基礎事業買収
取締役および/または株主の変更

スポンサー雇用者は28日以内に会社体制の変更を、移民局を通知しなければなりません。この義務は、スポンサーシップの承認の有効期間中に適用され、この義務を満たさない場合、罰金、スポンサーバーやキャンセルになることがあります。

S457におけるコンディション上、ビジネスの取引名が同じままであったとしても、これは実際には457ビザ保有者がその457作業条件(8107)に違反していることになります。この問題を回避する為には、ビジネススポンサーがスポンサーノミネーションをやり直す必要があり、これを怠ると、S457保有者のビザキャンセルにつながります。雇用形態の変更などに遭遇した場合、S457保有者はできるだけ早く雇用主(スポンサー企業)に対し、アクションをしてくれるように依頼しましょう。これはENS申請の際にも大きく影響します。

2016年02月07日:移民局インビテーション発給上半期(2015年7~12月)まとめ

EOI(申請伺い)提出後の「インビテーション(Invitation:申請許可)発給状況・ポイントとの関連」に関するお問い合わせが多いので、このニュースコーナーにて2015/2016年度上半期の状況まとめを行います。

日本からの申請者は60〜65ポイントが通常で、稀に70/75ポイントを見込まれる方がおられます。70ポイントホルダーは優先的に審査プロセスが開始されます。75や80ポイントを取得可能なケースは稀ですが、最優先で審査が開始され、ポイントを実証できれば申請から2~3ヶ月でビザはGrantされます。 時折EOIにて、意図的にポイントを水増しし「本当なら60ポイントしか見込まれないのに、70ポイントでEOI申請をおこなう」方がおられますが、これは逆にプロセスを遅らせる結果を招くので、絶対に行うべきではありません。単純なミス(例えば職歴年数の計算違い)等の場合も同様で、移民局から審査ラウンドの後送り通知が来ます。

さて、今年度の「インビテーション発給とポイントの関係状況」ですが、下記のグラフをご覧ください。2015年7月から12月にかけてのインビテーション(Invitation:申請許可)発給数をポイント別にグラフ化したものです。70ポイント以上はポイントホルダー自体が少ないので、この場では無視します。 7月・8月・9月はほぼ均等に60ポイント・65ポイントホルダーにインビテーションが発給されていますが、9月と12月は、65ポイントホルダーに対しては通常通りであるのに対し、60ポイントホルダーは極端に抑えられています。これは移民局のインビテーション発給のコントロールによるものです。

当然ですが、65ポイントホルダーの申請が多ければ、60ポイントホルダーの申請は後回しにされます。ただし、Skillによってはポイントに関係なく優先的に申請プロセスを開始されるケースもあります。絶対的な事は「可能であるならば、60ポイントよりも65/70ポイントを見込める状況を作り出す方が有利」という事です。ポイントを引き上げる方法は限られてきますが、英語力を引き上げる。年齢ポイントを失わないようにタイミングを考えて真正準備を始める。移住先州にこだわらないのであれば、S189ではなくS190の申請を考える。などを考慮してください。

2016年1月19日:エンジニアのSkill Assessment(スキル判定)のマイナー変更

エンジニアリングは、移住ビザ申請にあたり、非常にアドバンテージの有る分野です。S189に限らず、S190と言った州政府にNomination/Suponsorを受ける場合も、多くの州でDemandリストに掲載されています。

エンジニアのSkill Assessment(スキル判定)はEngineers Australiaに申請を行います。そのEngineers Australiaの申請クライテリアに一部、マイナー変更がありました。

2016年1月6日:スポンサーシップ不正行為に対する罰則強化

新罰則規定概要

2015年12月21日:2015/2016年度におけるS190及S489の各州進行状況

State Nomination Requirements 2015

2015年12月9日GSM新ルール・新起業家ビザ導入に関して

GSMのルール変更について

2015年11月29日S485情報

時期的にS485に関する問い合わせが多いので情報掲載します

2015年9月23日移住ビザ規定アップデートニュース

会計士Accountant関係Invitation発行制限

Invitation発行9月ラウンドでは、会計士・会計監査士Accountantグループに対して20しか発行されませんでした。

2015年9月3日移住ビザ規定アップデートニュース

S189にPro-Rate導入

S189申請にあたり、一部のスキルのパスマーク(Invitationが発給される対象ポイント)65(Pro-Rateと呼称)に引き上げられる・・・と、前々回のニュースで触れましたが。詳細が判りました。

2015年8月移住ビザ規定アップデートニュース・追加

ShefとCookのS457の最低賃金下げを検討している模様です。(10%程度)。

学生ビザのシステムが2016年半ばに簡素化されるそうです。(サブクラスの数がたった2種類に・・・)

Accounting Skills Assessment - 485 Holdersに関してのSkill Assessment規定が変更されました。

一部のSkillに対するパスマーク引き上げ

2016年度移住受け入れ枠決定(2015年7月7日発表)
2015-16 Occupational Ceilings for Skilled Migration Released

下記は、日本から主に申請の多いSkillの2016年度受け入れ枠と昨年度の比較表です。

Accountantの受入数が大幅に減少。エンジニア・看護士は横ばい。IT系は増加。と言った変化です。

Acoountantは以前から定数削減が言われてきたので、この変化は予測内と言えますが、IT系プログラマーの数が増加したのは意外でした。

 

Cultural Training Service
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