TRA系Skill

Skill Assessment Body: TRA

TRAは、いわゆる職人さん系Skillの分野です。大卒学位は不要ですが、オーストラリアのQualification相応の資格が必要になります。かつて、日本からの移住が多かった、カーメカニック、電気技師、ヘアードレッサーや調理師はこのTRAの分野です。現在では、調理師とヘアードレッサーはSOLから除外されていますが、カーメカニック、電気技師は今もハイデマンドのためSOLに掲載されています。

留学~Job Ready Program~移住ビザ申請

Job Ready Program(JRP)

JRP(ジョブ・レディ・プログラム)は、オーストラリアのCRICOS登録されたトレーニング機関(TAFE・College)にてCertificate III・Certificate IV・Diplomaを取得した海外留学生を対象としたプログラムです。
TAFE・Collegeを卒業した海外留学生は「卒業しただけではスキル認可を得る事」はできません。このJRPを修了して初めてプロとしてスキル認可(Skill Assessment)を受けることが出来ます。
通常、卒業と同時にこのJRPに申請します。JRPに申請した証明をもって、S485新卒者就労ビザを申請することができます。485が取得できれば、正式に1年間のJRPに参加することができます。
JRPは以下の4つのステップに分かれています:

Step 名称内容
Step 1 Provisional Skills Assessment (PSA)S485新卒者就労ビザを申請するために、TRAのJRPに申し込みをおこなう。主に、就学期間中に360時間の実務(就労もしくは実務研修)を行った証拠の提出と、卒業関係書類を提出する。
Step 2 Job Ready Employment (JRE)S485新卒者就労ビザ発行後、直ぐに就労場所(雇用主)を登録する。
Step 3 Job Ready Workplace Assessment (JRWA)就労開始6ヵ月後の中間報告的な意味合いの申請。
Step 4 Job Ready Final Assessment (JRFA)最終報告。

Step 1:Provisional Skills Assessment (PSA)

就学期間中に360時間の実務(通常就労もしくは実務研修)を行っていた証明が必要です。Work ReferenceもしくはIndustrial Placementの証明が必要であり、伴うPayslip(就労時間が記載されていること)が必要になります。

Step 2:Job Ready Employment (JRE)

485発行後、直ぐにTRAに就労場所の登録を行います。TRA所定のフォームを使い、雇用主からサインを貰っての提出になります。

Step 3:Job Ready Workplace Assessment (JRWA)

JRP開始6ヵ月後に、中間報告として863時間就労したことを証明します。主な提出物はTRA所定フォーム・Payslipsです。

Step 4:Job Ready Final Assessment (JRFA)

JRP開始後12ヶ月目に最終報告として1725時間を就労した事を証明します。主な提出物はTRA所定フォーム・Payslipsです。

JPR終了後

JPR終了報告がおわるとTRAの最終アセスメント結果として「スキルの認定」・「豪州就労1年経験」が認められます。 ここで初めて、該当スキルにてGSM用のEOIを提出・雇用系ビザへの申請が可能になります。

JPR対象となるスキル・留学コース

◎Chef:Commercial Cookery III & IV+Diploma of Hospitality等
◎Automotive Electrician:Certificate IV in Automotive Electrical Technology等
◎Motor Mechanic (General) :Diploma of Automotive Technology等
◎Bricklayer 331111:Certificate IV in Building and Construction等
◎Carpenter 331212:Certificate IV in Building and Construction等
◎Electrician (General) 341111
原則として、Medium and Long-term Strategic Skills List (MLTSSL)に掲載されているスキルでないと申請できません。いわばHairdresserやPastrycookは対象外というわけです。

日本からのTRAの技術査定概要(Overview of the TRA Migration Skills Assessment)

TRAの移住目的技術査定審査は学歴と雇用(就労)内容が、オーストラリアの定める基準を満たしているか査定する主な対象となります。 

学歴に関する条件

原則、オーストラリアの資格学位(qualification)相当のトレーニング・教育を受けたことが条件になります。いわゆるAQF level of Certificate III, Certificate IV or Diploma相当の教育プログラムを就労している事が条件なのですが、「相当」となる基準なのか?と言うと、判断が多少難しいところです。

例えば、Electrician(電気工)やMotor Mechanic(自動車整備工)の場合、日本の高等専門学校にて教育を受け卒業していた場合、ほぼ問題なくDiploma相当とみなされます。ただし、これが専門学校となると多少審査が複雑になります。過去には、ほぼ問題なく日本の専門学校でもTRAの審査はパスしていましたが、最近では審査基準が厳しくなってきているのです。その学校の教育プログラムが、オーストラリアのそれに相当しているかどうかは以下の点から判断されます。

- a structured qualifications system or framework
- a government-led system of training provider quality assurance
- a government-led system for accrediting/endorsing qualifications
- established relationships with industry/employer organisations to provide input into training provider delivery
- formal recognition of the qualification in the country of issuance.

職歴に関する条件

TRAの要求する職歴条件は下記:

- フルタイム雇用(完全雇用である事→例えば:週40時間就労)
- 該当Skillポジションでの就労。
- オーストラリアの標準的技術を要したポジションでの就労。
- 3年以上の就労経験でなおかつ、過去3年中最低1年以上就労していた事。

日本からよく申請のあるSkill

Automotive Electrician 321111
Motor Mechanic (General) 321211
Metal Machinist (First Class) 323214
Panelbeater 324111
Bricklayer 331111
Carpenter 331212
Electrician (General) 341111
Lift Mechanic 341113
Cabinetmaker 394111
Baker 351111:雇用ビザ用
Hairdresser 391111:雇用ビザ用


TRA技術査定申請代行におけるCTSのサービス内容

サービス内容 - TRA申請可否の初期査定
- TRA技術査定をパスする為のアドバイス
- スケジューリング及タイミング指示
- TRA技術査定申請、その後のTRAとの全てのコンタクト
- 申請提出書類リストの作成及指示
- 申請提出書類の作成補助(サンプル渡・プルーフリード・手直し)
- NAATI翻訳手配
- Certified Copy作成(パスポートを除く)
申請代行費用 日本からのSkill Assessment:AU$1,600.00- Basic
485用JRP・1ステップ申請:AU$1,000.00(ただし、S485とのセット価格にてAU$1,600.00)
注意・追記事項 NAATI翻訳費用は別途発生します。

 

TRA技術査定申請の説明は以上です。

 


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