VETASSESSは多くのSkillを査定・認定します。6つのグループ(A~F)に分かれますが、E・Fは移住ビザにはさほど関係が無いので、ここではA-Dの4つのグループをピックアップします。
Group | 審査対象スキル | 学位資格・職歴条件 |
Group A | 252211 Acupuncturist 234111 Agricultural Consultant 234112 Agricultural Scientist 272414 Archaeologist 212111 Artistic Director 252711 Audiologist 234513 Biochemist 234514 Biotechnologist 234515 Botanist 232112 Landscape Architect 221214 Internal Auditor等 | オーストラリア学士号(相当)以上の関連性の高い学位を保有し、過去5年間に該当スキルで少なくとも1年の就労経験。 |
Group B | 212211 Author 221211 Company Secretary 132111 Corporate Services Manager 139912 Environmental Manager 232411 Graphic Designer 141311 Hotel or Motel Manager 225212 ICT Business Development Manager 225411 Sales Representative等 | オーストラリア学士号(相当)以上の関連性の高い学位を保有し、過去5年間に該当スキルで少なくとも1年の就労経験。 もしくはオーストラリア学士号(相当)以上の非関連学位を保有しAQF Diplomaを保有し、過去5年間に該当スキルで少なくとも2年の就労経験。 もしくはオーストラリア学士号(相当)以上の非関連学位を保有し、過去5年間に該当スキルで少なくとも3年の就労経験 |
Group C | 311111 Agricultural Technician 312111 Architectural Draftsperson 312112 Building Associate 312113 Building Inspector 311411 Chemistry Technician 312211 Civil Engineering Draftsperson 312212 Civil Engineering Technician 411711 Community Worker 399912 Interior Decorator等 | オーストラリアAFQ Diploma(相当)以上の関連性の高い資格を保有し、過去5年間に該当スキルで少なくとも1年の就労経験。 もしくはオーストラリアAFQ Diploma(相当)以上の非関連性資格を保有し関連Certificate IVを保有している場合で、過去5年間に該当スキルで少なくとも2年の就労経験。 もしくはオーストラリアAFQ Diploma(相当)以上の非関連性資格を保有し、過去5年間に該当スキルで少なくとも3年の就労経験 |
Group D | 399911 Diver 411311 Diversional Therapist 452312 Gymnastics Coach or Instructor 452313 Horse Riding Coach or Instructor 361311 Veterinary Nurse 639212 Wool Buyer 361114 Zookeeper等 | オーストラリア関連性の高いCertificate IVを保有し、過去5年間に該当スキルで少なくとも1年の就労経験。 もしくはCertificate IV以上の非関連Certificateを保有しAQF Certificate IIIを保有し、過去5年間に該当スキルで少なくとも2年の就労経験。 もしくはオーストラリアAFQ 関連Certificate IIIを保有し、過去5年間に該当スキルで少なくとも3年の就労経験 |
雇用証明書・責務一覧表・大学卒業証明書・資格認定書・など申請者の経歴・学歴によって申請条件が多少異なる。場合によってはシラバスの提出も求められます。
特に就労期間の査定(Work Experience Assessment)は厳しく、雇用証明だけではなく「責務リファレンス(Duties Reference)」の提出も重要であり、給与明細・雇用保険照会・納税証明といった「有給証明」も必要となる。
4週間以上、審査費用; 確認必要
他のSkill Assessment Bodyに比べ、審査そのものは緩やかな傾向にありますが、明確な学歴と職歴の証明が必要になります。特に学位がSkillに直結している事が重要です。場合によっては履修シラバスを用意し、証明する必要があります。
留学経由でGSMへ申請されるケースを多く見受けられますが、VETASSESS系のSkillはリストの出入りが激しい為、2~3年後の卒業時に、必ずリストに残っていると言う点ではリスクな分野です。また「1年の就労経験」が主条件にあるため、485を取得しての就労経験が必要です。(485用のPreAssessment System有り)
VETASSESSの対象となる職種(Skill)は非常に多く、それぞれの職種によって審査基準も異なります。合格基準となる学位・職歴年数も異なるケースが見受けられます。
ただし、原則は「オーストラリアの大学卒業以上(学士号)保有者で、その学位がSkillに関連するものであり、なおかつ学位取得後(卒業後に)過去5年のうち最低1年以上関連職種に従事していた事」です。:
Qualification/s assessed at Australian Bachelor degree or higher degree with a highly relevant field of study and at least one year of post-qualification highly relevant employment at an appropriate skill level completed in the last five years.
ただし「Skillと関連の学位でない学士号を保有の場合は職歴が過去5年のうち最低3年以上ある事」、「学位は関連学位ではないが、関連Diplomaを保有している場合は過去5年のうち最低2年以上関連職種」「学位は保有していないが関連Diplomaを保有している場合・・・」と最低条件はSkillによって異なります また、Skillによっては、追加要綱が発生します。以下に、幾つかのSkillをピックアップしてみました。
建築プロジェクトマネージメント関連の教育を受けたこと。いわゆる建築計画に関する教科を終了している必要があり、通常のマネージャー系学士号で、都市計画エンジニアリング・建築施行設計に関連した教科が含まれていない学位に関しては評価の対象にならない。建築学修了者に関しては、経験と照らし合わせ、ケースバイケースにて判断する。
会計士や外部監査(Accountants and External Auditors,)とは異なり、会計士系のSkill Assessment Bodyではなく、このVETASSESSにて審査されます。基本的には関係学位(経済学・ビジネス学・商学)の学士号を保有し、1年以上の就労経験が求められますが、この就労経験においてファイナンシャルレポートの作成、業務運営及び運営プロセスに関するレポート、各運営システムに関するレポート、リスクマネージメント、運営改善策立案等を主な業務内容であったことを立証しなくてはいけません。一般経理業務は、該当しません。
原則、建築学の学士号を保有していても、環境設計学がメジャー専攻で無い限り、審査の対象となりません。ただし、環境設計士として、公認の協会等に登録されている場合は例外として審査対象になります。open space networks, parks, schools, institutions, roads, external areas for all building types, land subdivisions, and commercial, industrial and residential sitesの設計に関わってきた事を証明する必要があります。
デザイン関連の教育・トレーニングを受けてきた事を証明する必要があります。グラフィック、出版、シンボル、いずれの場合も商用デザイン向けの業務を行ってきた事、デザイナーとして雇用されて来たことを証明する必要があります。この場合の「商用」は、パブリック一般向けのビジネスデザイン・アピールデザインをさすものです。Diplomaレベルでも相応の職歴年数があれば申請可能。
勤務先のホテルの規模は問われませんが、ホスピタリティマネージメント関連学位を保有している事が重要な要素で。ホテル業務に限らず、ホスピタリティサービスを提供している業界・企業にて運営マネージメントに携わっている事が必須条件になります。なお、学士号を保有しているのか、Diplomaを保有しているのかによって、必要となる職歴年数の条件は異なります。
上記のIT3職種は、ACSのAssessment対象ではなく、VETASSESSの対象になります。 特にIT系学士号等は求められませんが、関連学位を保有している事が望ましく、Saleならば明らかにComputer HardwareやSoftwareに関する豊富な知識を保有し、販売業務・システム設計業務に携わってきた事を証明する必要があります。日本のSales Engineer(セールスエンジニア)とは多少、Skill Descriptionが異なりますが、SEもこの分野、もしくはICT Business Development Managerに該当すると考えてよいでしょう。
上記は、一般的に日本から申請のあるSkill(CTSにて扱ったSkill)をピックアップしています。上記にないSkill職種に関しては随時、お問い合わせください。諸条件・適正を証左させていただきます。
サービス内容 | - VETASSESS申請可否の無料初期査定 - VETASSESS技術査定をパスする為のアドバイス - スケジューリング及タイミング指示 - VETASSESS技術査定申請、その後のVETASSESSとの全てのコンタクト - 申請提出書類リストの作成及指示 - 申請提出書類の作成補助(サンプル渡・プルーフリード・手直し) - NAATI翻訳手配 - Certified Copy作成(パスポートを除く) |
---|---|
申請代行費用 | AU$900.00 ~AU$1,200.00 Basic 就労歴にて雇用先が3社以上の場合は割高です |
注意・追記事項 | NAATI翻訳費用は別途発生します。 |